海外
2020.06.21
給与カット拒否でレッズ退団の豪代表ロッダ、フランスのリヨンに移籍決定。
新型コロナウイルスの影響により試合数が大幅に減ったため給与カットに同意することを求められたが拒否し、オーストラリアラグビー協会ならびにクイーンズランドラグビー協会(レッズ)との契約を解除されたアイザック・ロッダが、フランスに渡ることを決めた。昨年のワールドカップにも出場した23歳の大型ロックをめぐっては、レッズを退団したことで、日本のトップリーグチームも争奪戦に加わるのではないかとみられていたが、獲得したのはフランスのリヨンで、1年契約を結んだことが6月18日に公式発表された。
ロッダは身長202センチ、体重119キロの強靭なフィジカルに加え運動量も魅力で、23歳と若いが、すでにオーストラリア代表“ワラビーズ”として25キャップを獲得しているワールドクラスのロック。しかし、オーストラリアラグビー協会は原則的に国内でプレーしている選手をナショナルチームの選考対象としており、海外クラブ所属でも特例が認められる代表60キャップ以上などの条件にロッダは足りていないため、少なくともこの1年間はワラビーズではプレーできない。
ロッダが加わるリヨンは過去、フランス王座に2度輝いたことがある。2019-2020シーズンのトップ14(フランス最高峰リーグ)では87年ぶりの優勝を目指し、17試合を終えた時点で2位につけていたが、新型コロナウイルスの影響によりシーズン途中で打ち切りが決定。来季のトップ14は9月開幕を目指しており、クレルモン・オーヴェルニュに加入する日本代表BKの松島幸太朗も参戦する。