日本代表 2020.04.15

ラファエレ・ティモシーは「自分の役割を果たす」

[ 編集部 ]
ラファエレ・ティモシーは「自分の役割を果たす」
ディフェンスでも、ボールを持っていても、トライの起点となった。写真は2019年7月のフィジー戦(撮影:山口高明)

 新型コロナの影響で中止となるまで、全勝街道をひた走った神戸製鋼のミッドフィールダー。2019日本代表のラファエレティモシーが自著の中で、あらためてチーム力について語っている。

 日本中を興奮の渦に巻き込んだ2019年ラグビーW杯。華やかなトライを、起点となる効果的なディフェンスや、巧みなスペース感覚で生み出した。

 寡黙で真面目。目立つ選手ではないが、2019W杯では日本代表として全試合でフル出場で、まさにチームの攻守を支えた。

 サモア生まれのティモシーは、4歳でニュージーランドに渡り、6歳からラグビーを始めた。デラセラ・カレッジ卒業後は、山梨学大へ。2014年にコカ・コーラに加入し、夢を叶えた。それは「ラグビーのプロ選手になる」こと。来日10年目の日本大会での活躍には、幼少期に始まる知られざるストーリーがある。

 そんな彼が常々、大切にしているのは次のような事柄だ。

「自分の役割を果たす」「敬意を払う」「目標を書く」「リーダーシップを示す」「うまくいかないときを受け入れる」「ビジョンを共有する」

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