首位パナソニック強い! クボタはトヨタに悪夢の逆転負けで6位転落、NEC6連敗。
前節終了時に7位だったNTTコミュニケーションズシャイニングアークスは、三重交通Gスポーツの杜鈴鹿でHonda HEATと対戦、14-13で逆転勝ちし、4勝2敗(勝点19)となって得失点差でクボタを上回り、暫定5位に浮上した。
13点ビハインドで折り返したNTTコムだったが、後半にCTB池田悠希とHOマルコム・マークスがトライを挙げ、SOクリスチャン・リアリーファノが2本ともコンバージョンを決めて逆転。73分(後半33分)にFLヴィリー・ブリッツが危険なプレーで一発退場となり人数的に苦しくなったものの、14人で1点差を守り切った。
逆転負けのHondaは2勝4敗(勝点11)となった。
花園の第1試合ではキヤノンイーグルス×宗像サニックスブルース戦がおこなわれ、キヤノンが22-10で制している。
序盤、ロストボールから相手に先制を許したキヤノンだが、前半5分、SO田村優がランでチャンスメイクしてFBマイケル・ボンドのトライを演出し、流れを変えた。12分にはゴール前PKからの速攻でWTBホセア・サウマキが逆転トライを挙げると、ハーフタイム前には強力なFWパックがスクラムでペナルティトライを獲得した。
後半はスコアボードは動かず、キヤノンは星を五分に戻して3勝3敗(勝点13)、宗像サニックスは3連敗で2勝4敗(勝点10)となった。
そして、全16チーム中、唯一白星なしのNECグリーンロケッツは秩父宮ラグビー場でリコーブラックラムズに挑んだが、12-26で屈し、開幕から6連敗となった。
強い風が吹いたゲーム。序盤、風下のNECは20フェイズ以上重ねるなどがまん強く攻めたが、先制できなかった。
前半13分、リコーがスクラムからのアタックでWTBキーガン・ファリアが5点を入れると、29分には風の影響もあったかNECが自陣深くでパスを乱し、ボールを手にした黒衣13番の礒田凌平がトライを挙げた。
リコーは後半早々にも加点し、リードを拡大。
19点を追うNECは61分(後半21分)にゴールに迫り、SH中嶋大希が間隙を突いてようやくスコアボードを動かし、65分にはベテランFB吉廣広征が連続攻撃をフィニッシュし、7点差に詰めた。
しかしリコーは70分、FWでゴールに迫り、最後はルーキーのFLタラウ・ファカタヴァが抜けてトップリーグ初トライ。
リコーはディフェンスもしぶとく、NECを下して連敗を3で止め、2勝4敗(勝点8)となった。
23日には兵庫・神戸総合運動公園ユニバー記念競技場で神戸製鋼コベルコスティーラーズ×東芝ブレイブルーパス戦がおこなわれる。