国内 2020.02.22
首位パナソニック強い! クボタはトヨタに悪夢の逆転負けで6位転落、NEC6連敗。

首位パナソニック強い! クボタはトヨタに悪夢の逆転負けで6位転落、NEC6連敗。

[ 編集部 ]

 前節終了時に4位だったクボタスピアーズはパロマ瑞穂ラグビー場でトヨタ自動車ヴェルブリッツと対戦し、終盤に一旦逆転したものの、土壇場で反則を犯して失点し、18-20で敗れ6位に順位を下げた。トヨタは先週サントリーに大敗し今季3敗目を喫していたが、ホームで意地を見せ優勝争いに望みをつないだ。

 前半20分にクボタが攻め込みゴールラインを越え、先制したかと思われたが、負傷者治療のためフィールド内に入っていたメディカルスタッフにより、トヨタSOライオネル・クロニエのタックル機会が失われたと戸田京介レフリーが判断し、トライは認められなかった。クボタスクラムで再開後、トヨタは耐え、0-0で迎えた前半33分、日本代表でもあるキャプテンのFL姫野和樹がパワフルな走りでディフェンスを破ってゴールに持ち込み、最初のスコアを決めた。
 7-3とリードして折り返したトヨタは後半早々、ゴール前でアドバンテージを得ると、FBウィリー・ルルーがキックでインゴールにボールを転がし、CTBクリントン・スワートが押さえて追加点。
 追うクボタは53分(後半13分)、右へのワイド展開をWTB近藤英人がフィニッシュし、5点を奪い返した。その後、互いにPGを決め、17-11で迎えた78分、6点を追うクボタは、敵陣深くのスクラムで押し込んでアドバンテージを得、攻め続けてWTBタウモハパイ ホネティがトライ。SOバーナード・フォーリーがコンバージョンを決め逆転した。
 しかし、残り10秒でトヨタのPR吉田康平が敵陣22メートルライン手前のブレイクダウンで絡んでクボタの反則を引き出し、PGチャンスを得る。ホーンが鳴ったあと、プレッシャーがかかるなかSOクロニエがショットを決め、劇的なノーサイドとなった
 トヨタ自動車はこれで3勝3敗(勝点15)、クボタは4勝2敗(勝点19)となった。

日野戦でトライを決めるサントリーのマット・ギタウ(撮影:松本かおり)

 クボタを抜いて暫定4位に浮上したのはサントリーサンゴリアスだ。2季ぶりの王座奪還へ向け、すでに2敗を喫しながらも上位に食らいつきたいサントリーは、秩父宮ラグビー場で日野レッドドルフィンズを69-14と圧倒し、4勝2敗(勝点21)となった。
 前半、2016年度のリーグ戦MVP&トライ王であるWTB中鶴隆彰がハットトリックを達成するなど47-7と大差をつけ主導権を握ったサントリー。後半は元オーストラリア代表のCTBマット・ギタウなども躍動し、ボーナスポイントを獲得している。
 日野は4連敗で1勝5敗(勝点4)となった。

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