ワールドカップ
2019.10.06
【ラグビーW杯 シーン動画】 フランスがトンガとの熱闘制し8強入り! 前回4位アルゼンチンは敗退決定
国歌を一緒に歌うサポーターの数は圧倒的にフランスの方が多かった。10月6日、熊本県民総合運動公園陸上競技場なのに、パリ郊外の巨大スタジアムにいるかのように『ラ・マルセイエーズ』は大合唱だった。トンガの男たちが戦いの前に披露した『シピタウ』はいつにも増して情熱的で、プレーも勇ましかったが、80分後、勝利を手にしたのはレ・ブルー、フランス代表だった。ファイナルスコアは23-21。熱闘。両チームに大きな拍手が送られた。試合後は、勇敢な敗者を称えるトンガコールがこだました。
死の組と呼ばれたラグビーワールドカップ2019日本大会のプールCで、フランスは3勝0敗(総勝ち点13)となり、同じく3連勝のイングランドに次いで準々決勝進出を決めた。
この結果、同組に入り2敗を喫した前回大会4位のアルゼンチンはプールステージ敗退が決まった。
フランスは序盤から得点を重ね、先に主導権を握った。PGで先制したあとの前半5分、トンガのラインアウトが乱れ、ボールを手にしたフランスがすばやく左へ展開、WTBアリヴェレティ・ラカが切り込み、オフロードパスを受けたCTBヴィリミ・ヴァカタワがゴールに持ち込んだ。
激しい攻防でターンオーバーも多く、エキサイティングなアタッキングラグビーとなる。トンガのフィジカルは強かったが、フランスの守りは堅かった。
31分、フランスはスクラムでFKを得ると、SHバティスト・セランが相手の一瞬の隙を逃さずクイックタップから仕掛け、WTBラカにパス、フィジー出身の背番号11はキックを巧みに使った個人技とスピードでディフェンダーをあっさり振り切り、トライを挙げた。
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