南アフリカ代表が目の前に。ワールドカップ直前、鹿児島へ。
ワールドカップが近づくのを指折り数えて待っているのは試合開催地の人たちばかりではない。全国各地のキャンプ地の人たちも、ワクワク、そわそわ。胸の高鳴りが日ごとに高まっている。南九州、鹿児島の人たちも南アフリカ代表が現地入りする日を心待ちにしている。
歴史と現代が交わる場所。名勝 仙巌園
万治元年(1658)に島津家19代光久が築いた島津家の別邸。鹿児島市の中心から車で約20分という立地ながら、およそ1万5千坪という広大な敷地を誇る。御殿からの景色は、桜島を築山、錦江湾を池に見立てた雄大なもので、歴史が息づいた建物と自然のバランスが絶妙で、訪れた人たちをタイムトラベルに誘ってくれる。園内にはNHKの大河ドラマ『西郷どん』のロケ地も点在し、人気の撮影スポットがいくつも。園一帯は、世界遺産にも登録されている。
近代日本の礎となった幕末の機械工場「尚古集成館」が隣接し、日本初の洋式紡績工場である鹿児島紡績所の技術指導員だったイギリス人技師の宿舎『異人館』も、すぐ近く。洋風木造建築で、コロニアル様式のベランダや和洋折衷の建築様式が多くの人たちを惹きつける。
INFORMATION
名勝 仙巌園(めいしょう せんがんえん)
鹿児島県鹿児島市吉野町9700-1
詳しくはこちら(https://www.senganen.jp)
パワースポット!霧島神宮
空の玄関口、鹿児島空港から車で約40分。霊峰、高千穂峰背後に荘厳な空気を抱いて佇むのが霧島神宮だ。同神宮は天照大神の孫の瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)を主祭神として祀る神社。もともとは、天孫降臨の地として知られる高千穂峯の山頂にあった。
敷地内には、パワースポットとして知られている場所がたくさんある。敷地内には高さ35メートル、樹齢800年を超える御神木もあり、南九州一帯の芽浅杉の祖先と言われている。また、見る角度によっては、御神木には小さな神官の姿にも見える枝がある。ここは訪れた人たちの撮影スポットのひとつ。
INFORMATION
霧島神宮(きりしまじんぐう)
鹿児島県霧島市霧島田口2608-5
詳しくはこちら(http://www.kirishimajingu.or.jp)
【次ページ】鹿児島おすすめスポット!その②