コラム
2019.08.01
【コラム】ブームに思う。私は、いっそ気持ちよく調子に乗るね。
仲間を増やす上で、ラグビーの「中の人」の行動が今、とても大事だと思う。
お世話になっているラグビースクールのマツシタさんが子供たちに向かって言っていた。
今日初めて練習に来てくれた子を見つけたら、絶対に一人にしておかないこと。
今日初めて来てくれた子同士が、すみっこで二人だけで話していたら、その間に入ってでも話しかけること。
人を歓迎するのに、相手の名前を覚えるのなんて当たり前だ。こちらの名前を覚えてもらえるくらいにおもてなしをしよう。
この姿勢で人が惹きつけられないはずがない。ストレンジャーをみるみる巻き込んで、同じジャージーを着る仲間を増やしていった。かつて30人ほどだったスクールは200を超える規模になった。中学生の部には女子も多い。1年生約30人のうち7人は女の子だ。
さて、ワールドカップ日本大会まであと50日。
巷では本格的なラグビーのドラマが話題になり、多くのラグビー関係の出版物が刷られ、ネットにも楕円球の情報が溢れている。
2015年の前回ワールドカップ時と今とが違うのは、各メディアの準備の度合いだ。前回は突発的なニュースに対するリアクションだったが、今回は、メディアがあちこちで、自らアクションを起こしている。