U20日本代表が白星発進 ワールドU20トロフィー初戦で開催国ブラジル下す
ブラジルのサンパウロ州サンジョゼドスカンポスで現地時間7月9日、「ワールドラグビー U20トロフィー 2019」が開幕し、2年ぶりの優勝と最高峰大会(U20チャンピオンシップ)への再昇格を目指すU20日本代表は、初出場のU20ブラジル代表を56-24で下し白星発進となった。
序盤、ブラジルのプレッシャーを受け、エラーも続いてリズムが悪かった日本だが、前半12分にPGで先制すると、18分には連続攻撃でゴールに迫り、キャプテンのFL福井翔大(パナソニック)がファーストトライを挙げた。
ブラジルに3点を返されたあとの26分には、敵陣深くでPKを得るとクイックタップから攻め、SO福山竜斗(近畿大)から飛ばしパスをもらったWTB山口楓斗(同志社大)がゴールラインを越えファイブポインターとなった。
33分に危険なプレーをしたブラジルの選手にイエローカードが出て、数的有利となった日本は直後、敵陣22メートルライン内のスクラムから攻め、WTB山口が連続トライゲッターとなって点差を広げた。
37分にブラジルにトライを許したが、日本はハーフタイム前、WTB山口の軽快なフットワークでゴールに迫り、クイックリサイクルからNO8丸尾崇真(早稲田大)がフィニッシュ。27-10で折り返した。
後半もまずPGでペースを整えた日本は、53分(後半13分)、この日優勢だったスクラムで圧倒してペナルティトライを獲得。
その後、ブラジルがFWのパワープレーとインターセプトからの独走で地元ファンを喜ばせたのに対し、日本は67分に福井がインゴールに持ち込みリードを広げ、70分にはWTBのポジションにいた背番号6のハラトア・ヴァイレア(日本体育大)がパワーとスピードで約50メートル力走、73分にはWTB福士萌起(関東学院大)がチーム8本目のトライを挙げ、勝利を決定づけた。
U20日本代表は現地時間13日におこなわれるプールAの第2戦でU20ウルグアイ代表と対戦する。