海外
2019.06.22
ブランビーズとハリケーンズも準決勝進出 南アフリカ勢は敗退
2019年のスーパーラグビーは、レギュラーシーズンのトップ4がそろって準決勝進出となった。
3連覇を狙う第1シードのクルセイダーズ(ニュージーランド)、初の4強入りを決めた第2シードのジャガーズ(アルゼンチン)に続き、6月22日には、オーストラリア・カンファレンス1位(第3シード)のブランビーズと、ワイルドカードながら第4シードを獲得していたハリケーンズ(ニュージーランド)がともにプレーオフ準々決勝を制し、優勝争いに残った。
ハリケーンズは地元ウェリントンのウエストパック・スタジアムでブルズ(南アフリカ)と対戦し、35-28で勝利。7点リードで迎えた試合終了1分前、ブルズに攻め込まれたが、FLアーディー・サヴェアがブレイクダウンで絡んで相手の反則を引き出し、ピンチを脱出した。それでも粘ったブルズが最後に12フェイズ重ねたものの、右サイド突破を図ったWTBコーナル・ヘンドリクスが落球し、直後、試合終了の笛が鳴った。
キャンベラにあるホームのGIOスタジアムでシャークス(南アフリカ)と戦ったブランビーズは、38-13で勝ち、4年ぶりの準決勝進出を決めた。前半に得意のドライビングモールなどで3トライを挙げたブランビーズは、後半しばらく追加点を奪えずリードは11点差まで縮められたが、終盤、SHジョー・パウエルがラックサイドを突いてゴールへ駆け抜け点差を拡大。試合終了前にはFBトム・バンクスの好走からチーム5本目のトライが生まれ、ファンとともに勝利を喜んだ。
準決勝は、クルセイダーズが地元クライストチャーチでハリケーンズとニュージーランド勢対決となる。もう1試合は、ジャガーズがブエノスアイレスでブランビーズを迎え撃つ。