日本代表のラファエレがコカ・コーラ退団! バーHC退任、豊田将万は引退。
日本代表のCTBとして14キャップを持ち、今年の秋に日本で開催されるラグビーワールドカップへの出場も目指すラファエレ ティモシー(27歳)が、5年間在籍したコカ・コーラレッドスパークスを退団することが明らかになった。移籍先は未定。
サモア生まれニュージーランド育ちのラファエレは、山梨学院大を卒業後、2014年にコカ・コーラに加入。志賀島へのドライブを楽しみ、「チームメイトの仲がめっちゃいい。それはすごく好きですね。大事なこと。いい環境のなかでプレーをしたら楽しいラグビーができます」と語っていた青年は、レッドスパークスでのびのびとプレーして才能を伸ばし、2016年11月のアルゼンチン戦でテストマッチデビューを果たした。SOでもプレーできるが、日本代表では12番、13番として期待されている。
2018-19シーズンはコカ・コーラレッドスパークスの主将を任されたが、怪我もあってトップリーグでは大会前半しか出場できず、チームの入替戦負け、降格の悔しさは、フィールドの外で味わっていた。
そのラファエレが少年時代に憧れた元サモア代表SOで、2017年からコカ・コーラを指揮していたアール・バー ヘッドコーチも退団する。バー体制下でのチームの戦績は、2シーズントータルで3勝28敗1分と苦しみ、NTTドコモとの入替戦に敗れて7季ぶりの降格が決定していた。2019年度は新しい指揮官を迎え、トップチャレンジリーグで戦うこととなる。
ロス・フィリポFWコーチ、ノーマン・グッズ スクラムコーチも退任する。
選手ではラファエレのほかに7人の退団者がおり、14年在籍したLO川下修平(35歳)と10年在籍したNO8豊田将万(32歳)は引退して社業に専念する。
早稲田大学在籍時からスターだった豊田は、2009年に出身地・福岡を本拠地とするコカ・コーラに加入。1年目からレギュラーとなり、2012年から3シーズンはキャプテンも務めた。そして、日本代表として9キャップを持っていた。
そのほか、スーパーラグビーの日本チームであるサンウルブズに今年新加入したLOマーク・アボット(29歳)とHOネイサン・ベラ(29歳)も退団が決定。リコーを経て2年在籍したFBピータース ダニエル(33歳)、同じニュージーランド出身のSOダン・ホリンスヘッド(23歳)、LOヨハン・バードル(31歳)も新たな道に進む。