サニックスが10選手の退団発表 元日本代表PR杉浦は引退でコーチ就任へ
ジャパンラグビートップリーグの宗像サニックスブルースは2月27日、PR杉浦敬宏(35歳)など10選手の退団を発表した。
愛知工業大学卒業後、2006年からサニックスの一員となって13年間在籍し、2018-19シーズンはキャプテンを務めた杉浦がジャージーをたたんだ。中心選手として降格の悔しさも再昇格の喜びも味わい、トップリーグ出場は110試合を超えた職人。日本代表として1キャップを持つ杉浦は選手としての役目を終えたが、来季はコーチとしてチームに残留する予定。
そして、同じく日本代表としても活躍し、2007年と2011年のワールドカップにも出場したFL/CTBロビンス ブライス(38歳)もブルース選手としてのキャリアを終えた。リコー、NEC、ホンダを経て2013年からサニックスに加わり、2017年にリーグ通算100試合出場を達成。副将を任されるなど、リーダーとしても頼もしい存在だった。
立正大学を卒業後、2010年から9年間在籍し、セブンズ日本代表に選ばれるほどのスキルを存分に発揮したCTB/FBアヒオ シリバ(32歳)も退団が決定。
ラグビーリーグ(13人制)から転向して2013年からブルースの一員となり、2016-17シーズンのトップリーグではチーム最多の7トライを挙げるなど活躍したオーストラリア出身のWTBアンドリュー・エブリンハム(32歳)も別れを告げた。
ロビンス、アヒオと同じニュージーランド出身で、2017年に近鉄から移籍していたFB/CTBアンドレ・テイラー(31歳)、南アフリカ出身PRのジョンロイ・ジェンキンソン(27歳)とチェイスウェイン・モリソン(26歳)も来季はいない。
さらに、元イングランド代表LOで、サニックスではラインアウトコーチも兼任していたジェフ・パーリング(35歳)も勇退。ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとしてもキャップを持つパーリングは、宗像での2シーズンを終え、現在はメルボルン(オーストラリア)のレベルズでラインアウトコーチを務めている。
そして、東海大学付属福岡高校卒業後2年在籍したLO小杉龍斗(20歳)、神戸製鋼から移籍して1年在籍したCTB南橋直哉(29歳)も退団が決まった。