ワールドカップ
2019.02.14
激戦区制してワールドカップ出場へ。徳永祥尭は、無理なく完璧な滑走を目指す。
【キーワード】日本代表ワールドカップトレーニングスコッド, 徳永祥尭
徳永の務めるFW第3列は、まさに激戦区だ。
今回のキャンプには主将のリーチ マイケル、24歳にしてリーダー陣に入る姫野和樹、地上戦に強い布巻峻介、西川征克、突進力のある中島イシレリ、日本代表資格取得を狙う南アフリカ人のピーター“ラピース”・ラブスカフニが参加している。
同時並行で活動中のサンウルブズには、ワールドカップ経験者のツイ ヘンドリック、代表資格取得前のラーボニ・ウォーレンボスアヤコにベン・ガンター、練習生としての参加からチャンスをつかんだ松橋周平がいて、代表予備軍のナショナル・デベロップメント・スコッドには身体能力の高い長谷川崚太も控える。
そのため徳永は「何かしら、自分の売りを身に付けないといけない」と気を引き締めるが、「焦らずに…」とも続ける。
「いままでは焦ってやろう、やろうとするなかで怪我をしてしまった部分もある。ワールドカップまでの約230日、やるべきことはやりますが、無理はしない。リハビリもしながら、進めていきたいです。いま、身体の状態はすごくいい」
ここ数か月は腰を据えて鍛えてきたとあって、首の筋肉を太くした様子だ。勝負の年は、「100パーセント」の自分をセレクションの俎上(そじょう)に載せる。