セブンズ 2016.04.09

【香港セブンズ2016】 トンガを返り討ち、日本が準決勝進出!

【香港セブンズ2016】 トンガを返り討ち、日本が準決勝進出!
トゥキリ ロテのオフロードパスも効いた(撮影:早浪章弘)
 「Cathay Pacific/HSBC 香港セブンズ 2016」は大会2日目が終了。ワールドラグビーセブンズシリーズ2016-2017コアチーム昇格を目指す日本は、準々決勝で監督交代したばかりのトンガを33-0と破り、準決勝進出を決めた。大会最終日の10日12時48分(現地時間)からジンバブエと対戦する。
 9時間ほど前に対戦したばかりの相手だが、朝の課題を修正した内容で締めくくった。攻撃面ではシンプルになりがちなところにアングルチェンジなどを組み込んで、継続してトライを奪う。後半1分30秒に奪ったトライも右隅でトライを挙げられないと見るや一気に左に方向を変えて、トゥキリ ロテから深い位置にいた合谷和弘にわたり、最後は桑水流裕策主将がインゴールに運んだ。スペースへのボールの運び方は日本らしい部分。長く取り組んできたところで勝負した。
「時間があったのでプレーヤー同士がやるべきことを整理して臨んでくれた」と瀬川智広ヘッドコーチが話すように、ディフェンス面でもファーストタックラーが下に入り、倒し、2人目が素早くジャッカルからボールを狙う。2日間で4試合を戦い、無失点を続ける。試合運びを優位にしている大きな部分だろう。
「コア相手と違って、スピードでやられることがないので、タックルを継続していければ行けると思います。攻守ともにサポートと2人目のリアクション。それをやり続けるだけです」と桑水流主将。
 瀬川ヘッドコーチは明日の準決勝、決勝を見据えこう話した。「いい準備をしようということだけ。最終日はどこも疲れていると思いますが、意地の張り合いになる。さらに運動量を上げて、ジャパンらしいラグビーをします」
(取材:福田達)

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