セブンズ 2016.04.09

【香港セブンズ2016】 3連勝で予選を終え、準々決勝は再びトンガと対戦

【香港セブンズ2016】 3連勝で予選を終え、準々決勝は再びトンガと対戦
坂井がタックルして、レメキがターンオーバーを狙う。取り組んできた守備が機能した
(撮影:早浪章弘)
 「Cathay Pacific/HSBC 香港セブンズ 2016」は大会2日目が始まった。日本は予選プール最終戦でトンガに31-0と快勝、プール1位通過を決めた。全体でも1位通過となり、準々決勝の相手は全体8位のトンガに決まった。
 開始直後、羽野一志のトライで先制した日本は、3分に副島亀里ララボウ ラティアナラがインゴールに飛び込み12-0とリードを広げる。さらに、5分過ぎには羽野がこの試合2本目のトライを挙げ19-0とすると、6分にはディフェンスから素早くターンオーバーに成功して、レメキ ロマノ ラヴァがトライを奪い26-0、トンガを突き放した。
「ディフェンスに時間をかけて取り組んできた部分。1人目がファイトして、周囲も前に出てプレッシャーをかけられるか。タックル後の判断が重要ですが、そこが上手く噛み合った」と坂井克行は前半を振り返った。
 しかし、後半は攻撃が機能しない。ハンドリングエラーや不用意にタッチを割ったり、修正点も浮き彫りに。ただ、ディフェンス面での連携の良さは変わらず、トンガを無失点に抑える。途中トライ寸前に迫られる場面もあったが、坂井が懸命に戻り、「意地で止めた」。終了間際には松井千士のトライを追加して31-0。予選プールではトライを許さずに終えた。
「これからトーナメントになるので、今後はたくさん得点を取るというよりは、常にセイフティーリードを保ちながら、メンバーをうまくローテーションさせていくような戦い方が理想。1点差でも勝つことにこだわっていきたい」と瀬川智広ヘッドコーチは決勝トーナメントを見据えた。
(取材:福田達)

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午前から盛り上がるゴール裏。世界中から仮装したファンたちが集まる(撮影:早浪章弘)

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