国内 2016.04.07

春を制したのは東福岡! 桐蔭学園下し全国高校選抜大会2年ぶり優勝

春を制したのは東福岡! 桐蔭学園下し全国高校選抜大会2年ぶり優勝
先制トライを挙げた東福岡のSO丸山凛太朗(撮影:桜井ひとし)
 埼玉・熊谷ラグビー場で開催されてきた第17回全国高校選抜大会は7日に決勝が行われ、東福岡(福岡)が桐蔭学園(神奈川)を33-17で破り、優勝を果たした。
 朝から降り続く雨に滑りやすいコンディションでの戦いとなったが、東福岡の強さはゆるがなかった。開始直後から迷いなくパスをつなぎ、激しく体を当てて主導権を掌握。前半5分に連続攻撃からSO丸山凛太朗が個人技で抜け先制トライを挙げると、20分、22分にも立て続けにゴールラインを越え、19-0で前半を終える。
 後半も2分にFL福井翔大、6分にはSO丸山がインゴールに飛び込み、スコアは33-0に。劣勢を強いられた桐蔭学園もここで切れず、持ち味の継続ラグビーで相手防御を崩し3トライを返して意地を見せたが、東福岡が余裕を持ってリードを守りきり、フルタイムを迎えた。
 2大会ぶりに優勝旗を手にした東福岡の藤田雄一郎監督は、「雨が降っても風が吹いてもフィジカルの強さはブレない。それがこういう時に生きた」とコメント。連戦の疲れを感じさせない激しいコンタクトで相手を凌駕した選手たちのパフォーマンスをたたえた。

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雨の中の熱闘。選抜大会初優勝をめざした桐蔭学園は最後まで食らいついた(撮影:桜井ひとし)

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