海外 2015.11.05

五郎丸歩がスーパーラグビー、レッズと正式契約。思い出の地で世界に挑戦。

五郎丸歩がスーパーラグビー、レッズと正式契約。思い出の地で世界に挑戦。
世界への挑戦を終始笑顔で答えた五郎丸歩(撮影:中嶋聖)

 スーパーラグビーのレッズと契約したヤマハ発動機ジュビロの五郎丸歩が、11月5日、浜松市内のホテルにて会見した。「まったくゼロからのチャレンジ。英語もできない。海外でのプレー経験もない。でも、ワールドカップでやれる自信を手にしたのと、失うものは何もない。思いきってチャレンジしてきます」と話した。

 ワールドカップのアメリカ戦前、海外からオファーが来ていることをエディー・ジョーンズヘッドコーチから聞いた。そのアメリカ戦後にレッズであることを知り、本人の意志もあり、今月上旬に契約にまで至った。本来は、今季からスーパーラグビーに参戦する日本代表が中心となるサンウルブスのメンバーとして戦い、日本ラグビーをさらに盛り上げたいとも考えていた。しかし、戦う舞台は南アフリカが中心となるために、家族と過ごす時間は過去4年間同様に限られる。そのため、今回は家族で渡豪して、その時間を最優先できるレッズを選んだという。

 そして、クインズランドは思い出の地でもある。2003年7月、高校日本代表として初の海外遠征に臨んだのが豪州だった。レッズの本拠地サンコープスタジアムで豪州高校代表と戦った。南アフリカ×オーストラリアの前座だった。当時、海外のラグビーに関心はなかったが、その時に見たテストマッチでジョージ・スミス(豪州)のプレーに感動して、「世界を初めて意識し始めた思い出の地。断る理由はなかった」と言う。

 5月21日にはサンウルブスとの対戦も組まれている。「やりにくいですが、日本のファンの方には喜んでもらえると思う。ぜひ、現地に来ていただいて、スタジアムの半分を日本のファンで埋めてほしいですね。日本の皆さんにはサンウルブスをサポートしてもらいたいですが、余裕があれば、自分の方も注目してください」と話した。

 レッズはゴールキッカーのクウェイド・クーパーが欧州行きを決め、キッカー不在。それでも、「簡単にレギュラーを取れるとは思わない。初心に戻り、結果を出すことに集中するつもりです。高いレベルでラグビーができる喜びもあるので、新たなチャレンジに向かいたい」と決意している。

 2月7日から、長くて8月までレッズでプレーすることに。「まずは、チャンスを与えていただいたヤマハのために、今月に開幕するトップリーグでいいパフォーマンスを出したい。(多忙につき)ラグビーは大丈夫なのかと言われていますが、状態はいい。開幕に合わせていきたい」とトップリーグへの意気込みを話した。

(文/福田達)

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