トヨタ自動車に豪州代表NO8パールー加入! ナミビア代表ボスマも
オーストラリア代表で54キャップを持つNO8ワイクリフ・パールーが、ジャパンラグビートップリーグのトヨタ自動車ヴェルブリッツに加入することが13日に正式発表された。
今月中に33歳の誕生日を迎えるベテランは、7月17日に開幕するラグビーチャンピオンシップ(南半球4か国対抗戦)のスコッドからは外れたが、オーストラリア代表のマイケル・チェイカ ヘッドコーチは「コンディション調整のため休養をとらせる」と説明しており、同大会の後半戦と、9月からのラグビーワールドカップに出場する可能性は残っている。
ワラターズで120試合以上に出場し、昨年はスーパーラグビー初優勝に大きく貢献したパールー。身長194センチ、体重120キロで、力強いボールキャリーとスマッシュタックルが魅力だ。
トヨタ自動車入りについて本人は、「日本のトップリーグでプレーすることを長年夢見てきたので、この歴史あるチームでその夢が叶い、光栄に思います。トヨタ自動車ラグビー部ヴェルブリッツを始め、入部に関わって下さったすべての方々に感謝申し上げます」とコメントしている。
トヨタ自動車は今年度、新たな外国人選手として、マオリ・オールブラックスのユーティリティBKロビー・ロビンソンと元ラグビーリーグ(13人制)選手のLO/FLサム・バーンストロムをすでに獲得していたが、13日、パールーのほかにも、スーパーラグビーのシャークスでプレーしていたナミビア代表のFL/NO8レナルド・ボスマ(25歳)、ブランビーズに所属していたPRルアーン・スミス(25歳)の加入も発表した。
スミスは「違ったスタイルのラグビーを体験したり、日本の文化を学べたり、新たな経験を積めることをとても楽しみにしています。トップリーグでの素早いラグビーを経験することは自身の成長につながり、私自身のキャリアを進める上で大きな意味合いがあると思います」と飛躍を誓う。
ボスマは「このチームで学ぶことにより、私自身がどれくらい成長できるのか楽しみですし、私が経験してきたことのすべてを発揮し、チームに貢献したいと考えています。シーズンが終了した時に、ヴェルブリッツ史上最高のシーズンになるよう頑張りたいと思います」と意気込みを語った。