セブンズ
2015.04.04
【東京セブンズ】初戦はアルゼンチンとドロー。日本代表、勝ち切れず。
ディフェンスでよく粘ったけれど…。写真は藤田慶和。(撮影/松本かおり)
勝ちきれなかった。でも、負けなかったのは成長の兆しだ。
東京セブンズ初日(4月4日)。男子セブンズ日本代表はプールDでの初戦だったアルゼンチン戦に14-14と引き分けた。
前半5分40秒に先制トライを奪ったのは日本代表。坂井克行主将が右サイドに判断良く蹴ったキックをトゥキリ ロテ ダウラアコが拾い、藤田慶和がつなぐ。吉田大樹が走り、坂井がトライを決めた。しかし、アルゼンチンにトライ、ゴールで同点に追いつかれて前半を終えた。
後半も日本代表は先手をとった。2分14秒に相手ミスから攻撃に転じ、最後はタックルエリアからボールを持ちだしたレメキ ロマノ ラヴァがインゴールに飛び込んだ(ゴールも決まり14-7)。ただ、またもすぐにトライを許す。リードしてから1分半後にはタックルミスから走り切られて同点に追いつかれた。
試合後、瀬川智広ヘッドコーチは言った。
「勝てたと思う。残念。得点した後にすぐに失点し、せっかく優位に立ったはずが逆に追い込まれた。また、せっかく自分たちが真ん中にトライしたのに、相手にも同じようにやられた。最後、ゴールラインを背負って守り続けたときにこちらの方が足が動いていたし、粘り、気持ちが切れずに守り切れたのは(チームの)成長だろうが、まだまだ。次は同じ失敗をしないようにしたい」
藤田慶和は「やりたいようにやれてトライはとれた。でも、細かい部分をまた詰め切れていない」と話した。
日本代表の次戦は15時30分キックオフ。サモア戦で勝利をつかみにいく。