アジア大会のセブンズ日本代表メンバー発表! リーチら金メダル獲得誓う
アジア競技大会(韓国・インチョン/9月19日〜10月4日)での金メダル獲得に向けて、7人制ラグビーの日本チームは強力布陣で臨む。日本ラグビーフットボール協会は16日、同大会に参加する男女セブンズ日本代表のメンバーを発表した。
男子セブンズ日本代表の瀬川智広ヘッドコーチは、15人制日本代表主将のリーチ マイケル(東芝)や、エディー・ジョーンズも熱視線を注ぐ細田佳也(NEC)、トップリーグでも活躍している彦坂匡克(トヨタ自動車)、山下楽平(神戸製鋼)らを選出した。「3大会連続の金メダル獲得が目標。セブンズがオリンピック競技になったことでアジアのライバルチームも急速に強化を進めているため、相手がどのチームでも厳しい試合が予想されるが、オリンピックアジア地域予選の前哨戦ともいえるこの大会でアジアNO.1となれるよう、緊張感をもって戦いたい」と指揮官。
リーチは「今回のアジア競技大会のメンバーに選ばれ、本当に光栄に思う。2016年のリオデジャネイロオリンピック出場につながるよう、必ず3大会連続の金メダルを獲りたい。また個人的にも15人制とセブンズの両立ができることを証明したい。チームのために全力で戦う」と闘志を燃やし、今季アジアシリーズで2大会(香港大会、マレーシア大会)連続で優勝を逃していることで雪辱を期す坂井克行キャプテンは、「アジア競技大会の目標は、優勝しか考えていない。優勝するためのメンバーが揃ったと思っている。各選手とも、トップリーグやトップウェストで活躍しているメンバーなので、さらにセブンズという舞台でその力を合わせチームとして一つになり、男女ともに優勝したい」と力強く語った。
女子セブンズ日本代表は、先週香港でおこなわれたコアチーム昇格決定大会で悔しさを味わったメンバーがほとんど残り、中村知春キャプテンは「IRB女子セブンズワールドシリーズのコアチーム昇格決定大会で昇格を決めた中国に勝ち、絶対に金メダルを持って帰りたい」と最高パフォーマンスを誓った。小出深冬は「コアチーム昇格決定大会で負けた悔しさを胸に、勝ちにこだわり、そして代表ジャージーを着て戦えることを誇りに日本のためにプレーしたい」とコメント。
2010年のアジア大会で女子セブンズ日本代表は5位に終わっており、浅見敬子ヘッドコーチは「今回の大会でアジアNO.1を勝ち取り、他競技の日本代表と同じように、日本の女子ラグビーの存在感をみせたい。前回大会で悔しい思いをした選手と、それ以降加わった新しい選手がメンバーに入っているが、勝てるメンバーを揃えたので必ず結果を出したい」と意気込みを語った。
第17回アジア競技大会のセブンズ競技は9月30日〜10月2日にインチョンのナムドン・アジアド・ラグビーフィールドで開催される。男子は予備予選(パキスタン、レバノン、サウジアラビアが参加)の上位2チームを加えた12か国・地域が本戦に出場し、日本はマレーシア、タイ、予備予選2位チームとプールステージで戦う。女子は11か国・地域が参加。日本はシンガポール、インド、ウズベキスタンと一緒のプールに入った。男女とも、プール戦で2位以上ならば準々決勝進出が確定となる(プール3位でも他組の3位チームと比べて上位成績なら8強入り)。
ラトゥイラ レプハ(近鉄)、桑水流裕策(コカ・コーラ)、 細田佳也(NEC)、橋野皓介(キヤノン)、坂井克行(主将/豊田自動織機)、リーチ マイケル(東芝)、豊島翔平(東芝)、レメキ ロマノ ラヴァ(ホンダ)、渡邊昌紀(リコー)、彦坂匡克(トヨタ自動車)、羽野一志(NTTコミュニケーションズ)、山下楽平(神戸製鋼)
兼松由香(名古屋レディース)、竹内亜弥(ARUKAS)、中村知春(主将/東京フェニックスRC)、加藤慶子(世田谷レディース)、桑井亜乃(立正大学ラグビー部/ARUKAS)、山口真理恵(Rugirl-7)、冨田真紀子(世田谷レディース)、横尾千里(東京フェニックスRC)、谷口令子(東京学芸大学ラグビー部/ARUKAS)、鈴木陽子(立正大学ラグビー部/ARUKAS)、山田怜(戸塚共立メディカルラグビーフットボールクラブ)、小出深冬(東京学芸大学ラグビー部/ARUKAS)
<第17回 アジア競技大会 セブンズ 組分け>
【男子】
■プールA: 日本、マレーシア、タイ、予備予選2位チーム
■プールB: 香港、中国、フィリピン、予備予選1位チーム
■プールC: 韓国、スリランカ、中華台北、インド
【女子】
■プールA: 中国、香港、マレーシア、ラオス
■プールB: カザフスタン、タイ、韓国
■プールC: 日本、シンガポール、インド、ウズベキスタン