国内 2014.08.23

スカルク・バーガーは「20」スタート! サントリー大物外国人がデビューへ

スカルク・バーガーは「20」スタート! サントリー大物外国人がデビューへ

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練習後、ファンに対応するスカルク・バーガー(撮影:向 風見也)

 日本最高峰のトップリーグでは、一昨季まで2連覇中だったサントリーが23日に熊本市うまかな・よかなスタジアムで今年度の開幕節を迎える。今季新加入で南アフリカ代表71キャップのFLスカルク・バーガーは背番号20をつけ途中出場を伺う。

 昨季までオーストラリア代表111キャップのFLジョージ・スミスが在籍したサントリーに入団。南半球トップレベルのリーグであるスーパーラグビーの2014年シーズンは、ストーマーズでプレーした。

 FLスミスがボール奪取とハンドリングスキルなどで存在感を示していたのに対し、接点での激しさと突破力などが期待されるか。就任2年目の大久保直弥監督は「いまでも世界トップのバックロー」と言った。

「ジョージと比べられることは彼もわかっている。ただ、『僕はジョージをリスペクトしてるけど、ジョージではない』と。彼はこれまでもプレーはしてきている。こちらの気候とサントリーのスタイルに慣れるにはあと何週間かは必要になると思いますけど、それは時間が解決してくれる」

 関係者によれば、5日に来日したFLバーガーは9日にチーム練習に初参加。12日には早くも東芝との控えチーム同士の練習試合(30分ハーフ)に後半から登場した。ノーサイド後はサインを求めるファンの行列に応対し、こう続けた。

「サントリーの試合に出られて嬉しい。きょうはフィールドでサントリーのラグビーを学ぶことができた。日本はスーパーラグビーとは全く違う。テンポはすごく速い。ターンオーバーもたくさんある。メンタルスイッチ(日本と母国との違いへ対処する意識)、スピードアップは必要だと思います」

 国内のシーズン終了後はストーマーズや南アフリカ代表での活躍も目指している。国内公式戦デビューを目指すゲームでは、昨季14位のコカ・コーラが相手となる。

(文:向 風見也)

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