賞金1000万円！　夢のセブンズ大会では南ア３大スポーツの融合も

　12月14日と15日の２日間、南アフリカでは今年最後のラグビービッグイベントである「ＮＢＭセブンズプレミアリーグ」が、西ケープ州のジョージで開催される。国内の超人気サッカークラブであるカイザー・チーフスがラグビーチームを結成して参加するが、そのドリームチームのマネージャーに、クリケット南ア代表の黒人スター選手だったマカヤ・ンティニが就任することになった。
　ラグビー、サッカー、クリケットという、南ア３大人気スポーツの融合である。
　ンティニは高校時代にラグビー経験があり、元スプリングボックスＣＴＢのゴバニ・ボボと一緒にプレーしていた。そのボボは、カイザー・チーフスのコーチを務める。そして、大会のアンバサダーである南ア代表のＨＯビスマルク・デュプレッシーは、楕円球を手にしたそのサッカークラブのテクニカル・アドバイザーとしても盛り上げることになった。同チームの主将は、スプリングボックスの快速ＷＴＢだったブレイトン・ポールセ。選手リストには、ジョンギ・ノクウェ、エイドリアン・ジェイコブスというテストキャップ保持者が名を連ねた。

　カイザー・チーフスのほかに、ブルー・ブルズ、チーターズ、ライオンズ、シャークス、ウェスタン・プロヴィンスといった同国のラグビー５大ユニオンももちろん参戦する。全12チームが競うことになっており、ＮＢＭオールスターズには、セブンズ・ワールドシリーズで歴代最多得点の世界記録を持つレジェンド、元７人制イングランド代表主将のベン・ゴリングスが参加することになった。

　優勝賞金は破格の100万ランド（約1000万円）。観客からランダムに選んで、同額100万ランド争奪のゴールキック大会も行われる。