スーパーラグビー復帰へ ライオンズが1月からハードな18試合
日本代表のSH田中史朗がハイランダーズ(ニュージーランド)へ、HO堀江翔太はメルボルン・レベルズ(オーストラリア)への入団が決まり、FLマイケル・リーチもチーフス(ニュージーランド)のトレーニングメンバーに選出されたことで、ますます注目が集まる南半球最高峰のスーパーラグビー。2013年大会は、サザン・キングス(南アフリカ)の初参戦も楽しみのひとつだ。
しかしその陰では、悔しい思いを抱いて来シーズンを迎える男たちがいる。それは、キングス参入により降格となったライオンズ(南アフリカ)の選手だ。主力がほとんど移籍し、指揮官人事でも長期間モメたが、2014年に最高峰舞台へ復帰するため、来年のスーパーラグビー期間中はハードな試合スケジュールを組んだ。1月中旬から8月上旬まで、計18試合を行う。
復活への道は、1月19日のロシア代表戦から本格スタートする。その後は、スーパーラグビー開幕前のチーターズ、ブルズ、サザン・キングスと3連戦。2月末はナミビア代表のもとへ出げいこだ。3月は、フランス1部リーグ(トップ14)に属するモンドマルサンと対戦。4月には北米遠征して、アメリカ招待チームやシカゴ・ライオンズと計3試合。5月にはホームで、仏トップ14チームであるアジャンの胸を借りる。6月のウインドウマンス期間は、サモア代表やフレンチ・バーバリアンズ、ストーマーズ、シャークスに挑む予定。そして、7月中旬にはフランス勢のモンペリエ、グルノーブルと対戦し、7月27日と8月3日にいよいよ、スーパーラグビー入替戦(ホーム&アウェイ)に臨む。2013年スーパーラグビーで南ア・カンファレンスの最下位だったチームが、ライオンズの相手だ。
ちなみに、2月2日のライオンズ対ブルズ戦は、ブルー・ブルズ協会の創立75周年を記念して、「ハウテンカップ」としてソウェトのオーランド・スタジアムで行われる予定。