国内
2012.07.31
帝京大SO/CTB中村 春はジャパンなどで経験積む
大学選手権3連覇中の帝京大は9月9日、立教大との関東大学対抗戦A・初戦に挑む(東京・秩父宮ラグビー場)。司令塔候補は今春、日本代表入りしたSO/CTB中村亮土だ。果敢な仕掛けを目指している。
鹿児島実業高卒の中村は、帝京大では1年目から公式戦出場を果たし、前年度はCTBのレギュラーとして大学日本一を経験した。3年目となる今季は3月にジャパン入り。テストマッチ出場はならなかったが、34歳のWTB小野澤宏時ら代表常連組から「プロ意識の高さ」を学び取った。
「練習前に必ずストレッチをしたり、(練習の合間など)皆が寝ている時間にサイン(プレー)の確認をしていた。準備が大切と言ってもらいました。そうしたプレー以外のところでも尊敬したい部分がありました」
春は過密日程を乗り越えた。平日は代表合宿に参加し、週末は第1回関東春季大会グループAなど帝京大の試合に出場。春季大会期間中、「FWとBK、一緒のタイミングで仕掛けられるようにしたい。自分たちの求める厳しいところ(プレー)を、もっとレベルの高いところでやらなければならないと思います」と話していた。めまぐるしく局面が変わるなかでも、的確なポジショニングとチームの連動した動きを繰り返したいと考える。「(SO、CTBの)どっちでも行けるように準備はしています」としながら、帝京大ではSOとしての出場が濃厚か。
チームは長野・菅平での合宿を13日に控えている(〜28日)。
(文・向 風見也)