立川理道&日野剛志が100Cap! スピアーズがブルーレヴズとのメモリアルゲーム制す。
前週、埼玉ワイルドナイツとの首位攻防に敗れたクボタスピアーズ船橋・東京ベイが3月11日、エコパスタジアムで静岡ブルーレヴズを40-27で破った。ボーナスポイントも得て2位を死守した。
4位の横浜キヤノンイーグルスと引き分けるなど、上位陣と好勝負を続けていたレヴズだったが、この日は勝ち点を拾えず入替戦圏内の10位に後退した。
両チームにとってメモリアルな試合だった。スピアーズのCTB立川理道とレヴズのHO日野剛志が、リーグ通算100試合出場を達成した。
互いに気持ちの入った試合の入りは、スピアーズが圧倒した。
前半7分、13分とスクラムで得た反則を起点に、ラインアウトモールで連続トライ。PGで詰められ12-3となった19分には、相手のゴールラインドロップアウトからCTBリカス・プレトリアスの突破でゴール前まで迫り、最後はHOマルコム・マークスが押し込む。19-3とした。
スコアを大きく離されたレヴズは、22分にPGを返した直後、自陣からボールを回し両WTBで敵陣深くへ。ゴール前でFL末永健雄やNO8ファウルア・マキシのファインプレーでなかなかスコアできなかったが、修正したスクラムで反則を奪った37分、PR河田和大がゴールラインを越える。13-19と迫り、前半を終えた。
後半もレヴズはスクラムで優勢に立ち、たびたび好機を作ったが、スコアに時間がかかった。一方、ワイルドナイツ戦で課題となったトライを取り切ることに焦点を置いたスピアーズは、後半も先に得点する。
6分、PRオペティ・ヘル、FLピーター・ラピース・ラブスカフニのゲインからSH谷口和洋がトライ。13分にはアーリーエントリーのWTB槇瑛人(早大4年)にリーグワン初トライを許すも、直後のキックオフを捕球して一気に崩した。HOマークスのオフロードからSH藤原忍がゴール前に迫り、最後はPR紙森陽太が飛び込んだ。
続く23分にも敵陣22㍍ライン内のラインアウトからFBゲラード・ファンデンヒーファーが外側へ走り、WTBハラトア・ヴァイレアにラストパス。40-20として大勢が決した。
レヴズは終盤に槇が2トライ目を挙げ、なおも攻め続けて勝ち点1を目指したが、最後までフィジカルで勝り、ディフェンスで素早く上がり続けたスピアーズのプレッシャーを前に、追加点は得られなかった。