各国代表 2022.09.21

JAPAN XVと対戦する豪州A バンクス、スワインなどワラビーズ12人も来日へ。

[ 編集部 ]
JAPAN XVと対戦する豪州A バンクス、スワインなどワラビーズ12人も来日へ。
けがを克服したトム・バンクス。日本遠征でワラビーズ復帰をアピールする(Photo: Getty Images)


 JAPAN XV(ジャパン・フィフティーン)との3連戦、「アサヒスーパードライ JAPAN RUGBY CHALLENGE SERIES 2022」に臨むオーストラリアAチームの日本遠征スコッド34人が9月21日に発表された。

 このうち、同国代表“ワラビーズ”としてキャップを持っている選手は12人で、ほかにも、オーストラリアAとして7月のパシフィック・ネーションズカップに参加していた選手も多く、手強いチームになりそうだ。

 7月のイングランド代表戦で腕を壊したアウトサイドバックのトム・バンクスも名を連ねており、新加入する三重ホンダヒートでプレーする前に、日本のファンにエキサイティングなラグビーを見せてくれるかもしれない。

今年のザ・ラグビーチャンピオンシップで活躍したダーシー・スワイン(Photo: Getty Images)

 PRポネ・ファアマウシリ、HOラクラン・ロナーガン、LOダーシー・スワイン、LOニック・フロスト、WTBスリ・ヴニヴァルは、現在開催中のザ・ラグビーチャンピオンシップでもスコッド入りしていたトップクラスの選手たち。

 PRトム・ロバートソンとLOネッド・ハニガンはバンクスと同じくテストマッチ20試合以上出場している経験豊富なベテランで、WTBフィリポ・ダウングヌもワラビーズ復帰を目指しており、今年代表デビューを果たしたPRマット・ギボン、HOビリー・ポラード、LOケイデン・ネヴィルも意欲にあふれている。

 今回の日本遠征メンバーにとっては、シーズン末のワラビーズ欧州遠征スコッド入りへ向けたアピールの場でもあり、重要な3連戦となる。
 オーストラリアAチームの指揮を執るジェイソン・ギルモアは「デイヴ・レニー(ワラビーズ ヘッドコーチ)の指導のもと、可能なかぎり最高の選手たちを選んだ。誰もがトレーニングパドックで仕事をして日本で良い成績を収めようと興奮している」とコメントした。

プレーチャンスに飢えている元13人制のスター、スリ・ヴニヴァル(Photo: Getty Images)

 今回の日本遠征スコッドには、ラグビーリーグ(13人制)も獲得を狙っていた18歳の有望株、マックス・ジョーゲンセンなどもデベロップメントプレーヤーとして名を連ねており、若い選手にとっても貴重なツアーとなりそうだ。

 JAPAN XV×オーストラリアAの第1戦は10月1日に東京・秩父宮ラグビー場でおこなわれ、8日に第2戦(福岡・ベスト電器スタジアム)、14日に最終・第3戦(大阪・ヨドコウ桜スタジアム)と続く。

 JAPAN XVは、現在合宿中の日本代表候補メンバーから選ばれる予定。

8月13日のアルゼンチン戦でワラビーズデビューしたポネ・ファアマウシリ(Photo: Getty Images)

<オーストラリアA 2022 日本遠征スコッド>

【PR】
トム・ロバートソン Tom Robertson(ウェスタン・フォース/豪代表 27 caps)
ポネ・ファアマウシリ Pone Fa’amausili(メルボルン・レベルズ/豪代表 2 caps)
マット・ギボン Matt Gibbon(メルボルン・レベルズ/豪代表 2 caps)
ハリー・フーパート Harry Hoopert(クイーンズランド・レッズ)
アーチャー・ホルツ Archer Holz(NSW ワラターズ)

【PR/HO】
リッチー・アシアタ Richie Asiata(クイーンズランド・レッズ)

【HO】
ラクラン・ロナーガン Lachlan Lonergan(ACT ブランビーズ/豪代表 6 caps)
ビリー・ポラード Billy Pollard(ACT ブランビーズ/豪代表 1 cap)

【LO】
ネッド・ハニガン Ned Hanigan(NSW ワラターズ/豪代表 25 caps)
ダーシー・スワイン Darcy Swain(ACT ブランビーズ/豪代表 16 caps)
ニック・フロスト Nick Frost(ACT ブランビーズ/豪代表 4 caps)
ケイデン・ネヴィル Caderyn Neville(ACT ブランビーズ/豪代表 2 caps)
ライアン・スミス Ryan Smith(クイーンズランド・レッズ)

【FL/LO】
セル・ウル Seru Uru(クイーンズランド・レッズ)

【FL/NO8】
ブラッド・ウィルキン Brad Wilkin(メルボルン・レベルズ)
オリー・カラン Ollie Callan(ウェスタン・フォース)
ローリー・スコット Rory Scott(ACT ブランビーズ)
ランギ・グリーソン Langi Gleeson(NSW ワラターズ)

【SH】
ジェームズ・タットル James Tuttle(メルボルン・レベルズ)
ライアン・ロナーガン Ryan Lonergan(ACT ブランビーズ)
テディ・ウィルソン Teddy Wilson(NSW ワラターズ)

【SO】
テイン・エドメド Tane Edmed(NSW ワラターズ)

【SO/FB】
ベン・ドナルドソン Ben Donaldson(NSW ワラターズ)

【CTB/SO】
ベイリー・クンツル Bayley Kuenzle(ウェスタン・フォース)

【CTB】
ハミッシュ・スチュワート Hamish Stewart(ウェスタン・フォース)
アイザック・ヘンリー Isaac Henry(クイーンズランド・レッズ)
ハドソン・クレイトン Hudson Creighton(ACT ブランビーズ)

【WTB/FB】
フィリポ・ダウングヌ Filipo Daugunu(クイーンズランド・レッズ/豪代表 7 caps)
スリ・ヴニヴァル Suli Vunivalu(クイーンズランド・レッズ/豪代表 1 cap)
ディラン・ピーチ Dylan Pietsch(NSW ワラターズ)
マーク・ナワンガニタワセ Mark Nawaqanitawase(NSW ワラターズ)
トム・バンクス Tom Banks(ACT ブランビーズ/豪代表 20 caps)
ジャック・キャンベル Jock Campbell(クイーンズランド・レッズ)
マックス・ジョーゲンセン Max Jorgensen(NSW ワラターズ)

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