国内 2022.04.09

イーグルスがスピアーズとの“4強対決”を制す ワイルドナイツは苦しみながらも2位浮上

[ 編集部 ]
イーグルスがスピアーズとの“4強対決”を制す ワイルドナイツは苦しみながらも2位浮上
スピアーズ戦で、ボールを手に前進するイーグルスのLOコリー・ヒル(撮影:宮原和也)


 ジャパンラグビーリーグワンの初代王座を目指し、プレーオフ枠(上位4チーム)を争うクボタスピアーズ船橋・東京ベイと横浜キヤノンイーグルスが4月9日、大阪の万博記念競技場で激突し、30-21でイーグルスが熱闘を制した。

 暫定4位のイーグルスはこれで8勝4敗(総勝点36)。スピアーズは9勝3敗(総勝点44)となり、3位に落ちた。

 序盤にスピアーズがFL末永健雄のキックチャージから先制したものの、イーグルスは16分、敵陣深くでアドバンテージをもらって連続攻撃でゴールに迫り、SO小倉順平が腕を伸ばしてトライを奪い返した。

 その後、再び7点ビハインドとなったイーグルスだが、36分にペナルティゴール(PG)で点差を詰め10-14で折り返すと、44分(後半4分)には連続攻撃からCTB梶村祐介が抜けて逆転トライを挙げた。

 アグレッシブなイーグルスに対し、スピアーズは反則の繰り返しで49分にイエローカードを提示され、苦しい展開となる。LOルアン・ボタがラインアウトスチールを連発し、けがから約1か月半ぶりの戦列復帰となった日本代表FLのピーター“ラピース”・ラブスカフニがブレイクダウンで奮闘するなどチームを鼓舞したが、相手のイーグルスはプレッシャーをかけ続け、57分と70分にFBエスピー・マレーがPGを決めて貴重な追加点を獲得。

 そして、78分にはラインアウトからモールで押し込み、勝負を決めた。

 スピアーズは終了間際にWTB山崎洋之がトライを挙げたが、反撃が遅かった。

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