国内 2013.07.28

慶大CTB宮川主将 食生活改善&早朝トレーニングでフィジカル向上

慶大CTB宮川主将 食生活改善&早朝トレーニングでフィジカル向上

 関東大学対抗戦Aでは2季連続の5位に終わっている慶大。クラブの体制を大きく変えて臨んだ今季の春季大会では、前年度の中位勢からなるBグループで優勝した。CTB宮川尚之主将は「いい流れで来ている」と手応えを語る。

 今季就任した和田康二新監督のもと、チームは食生活を改善。万全な栄養管理のもと身体を鍛える帝京大が大学選手権4連覇中とあって、慶大も根本的な肉体改造を試みているのだ。朝食前にはウェイトトレーニングも行い、CTB宮川は「除脂肪体重で2.5キロ」増えたという(7日の関東大学オールスター=東京・秩父宮ラグビー場での公式記録は身長172センチ、体重82キロ)。

「僕の場合は、まず5時半に補食として丼1杯のご飯を食べる。それで朝6時からのウェイトの後、栄養素の揃った朝食を摂ります。体重は増えたのですが、(動きの)キレは落ちずに来ている。充実しています」

 フィジカルが強化されるとともに、部の雰囲気も日増しに良くなっていると主将は話す。普段はカテゴリーごとに分かれて練習するが、週に1度は皆が揃ってグラウンドに立つ。春季大会終了後は1泊2日の慰安旅行として、全部員で新潟・苗場へ出かけた。

「和田監督がチームの輪を大事にしている。150人の部員が一致団結して、いい雰囲気でラグビーができている。それが去年と変わったことだなと思います」

 心身両面での変化を示す慶大は、8月2日から山梨・山中湖、9日からは豪州・ホーンズビー、18日からは長野・菅平と、3次にわたる夏合宿に挑む。

(文・向風見也)

 

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