国内 2021.07.20

【全国高校7人制大会】東海大仰星が5大会ぶり日本一。プレートは流経大柏、ボウルは札幌山の手が優勝

[ 編集部 ]
【全国高校7人制大会】東海大仰星が5大会ぶり日本一。プレートは流経大柏、ボウルは札幌山の手が優勝
東海大仰星の主将、薄田周希。15人制ではFL(撮影:長岡洋幸)
東海大仰星3年生の野中健吾、中俊一朗は、ともに同級生の兄(野中亮志=清水建設、中孝祐=コベルコ神戸)が仰星で、第2回大会の王者。それ以来の優勝だった(撮影:長岡洋幸)

 強い日差しが照りつける中、夏の菅平に48校が集った。

 第8回全国高校7人制大会が7月17日から3日間、2年ぶりに開催された(全試合無観客)。1グループ3チームずつの計16グループに分かれたプール戦(総当たり戦)が初日におこなわれ、2日目から1位グループ(カップトーナメント)、2位グループ(プレートトーナメント)、3位グループ(ボウルトーナメント)に分かれてトーナメントで争われた。

 3つのトーナメント決勝はいずれも接戦。心地よい緊張感が菅平に漂っていた。

カップトーナメント決勝 東海大仰星 17-14 國學院栃木

 カップでは、準決勝で春のセンバツ王者・東福岡を破った東海大仰星が、決勝で國學院栃木を17―14で破り、第2大会以来5大会ぶり(6年ぶり)のセブンズ王者となった。

 先制点は仰星。前半1分、狭い右サイドから細かくパスを繋ぎ、最後は今大会大活躍の春名海輝が抜け出してトライを奪った。だが3分に国栃が自陣スクラムから青柳潤之介が大きくムーブ。独走して同点に追いついた。
 攻守が変わり、今度は仰星。ペナルティを重ねる国栃を攻め立て、ゴール前ラックからサイドを薄田周希主将が突っ込んだ。仰星12―7国栃で前半を折り返す。

 後半最初のトライも仰星だった。4分、登録メンバー唯一の2年生、松沼寛治が2人のタックルを受けながら、左隅にトライ(17―7)。
 リードを広げるが、国栃も諦めずに再び青柳が抜けて2トライ目。ゴールも決まり、3点差としてなおも攻め立てるが、逆転には至らず。17―14で仰星が逃げ切った。

 仰星の薄田主将は「あくまでここも通過点。これからいいスタートを切って、また冬でも優勝できるように努力していきたい」と語った。

国栃は連携の取れたアタック、粘り強いディフェンスが光った(撮影:長岡洋幸)

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