東京セブンズへ! ジャパンは「明るく楽しくやる時はやる!」(瀬川HC)
リラックスした表情で前日会見に臨んだ男子7人制日本代表
(撮影:BBM)
男子7人制日本代表は29日、3月30〜31日の東京セブンズ(秩父宮ラグビー場)に向けた前日会見を行い、瀬川智広ヘッドコーチ(HC)が「我々のラグビーを世界の皆様に披露したい」と意気込んだ。
世界最高峰の国際7人制サーキットであるセブンズワールドシリーズ(WS)の第7ラウンド。開催国チームとして出場する日本代表は、予選C組でニュージーランド、フランス、カナダと対戦する。瀬川HCは「世界トップのチームと戦う。ブレイクダウン(ボール争奪局面)を作ってボールを継続する」と宣言。昨年の就任以来、接点に相手を引き寄せわずかなスペースを突くスタイルを目指してきた。一貫した方針を打ち出し、地元で強豪を迎え撃つ。
「2、3人目(ボール保持者へのサポート)で速くボールを出すのが我々の生命線。これを確認してきました。あとは、有効なスペースへボールを運べるようコミュニケーションを取るよう、ミーティングと練習を重ねて来ました」
3月22〜24日の香港セブンズ(香港スタジアム)では苦杯をなめた。来季のWSコアチーム昇格に向けた予選大会の準々決勝でグルジア代表に0−17と敗れ、5月のロンドンセブンズ内であるコアチーム昇格決定大会への出場権は絶たれた。チームは落胆するも、「帰国する前から、切り替えよう、という雰囲気があった」と横山健一(リコー)。セブンズは試合時間がわずか14分(WSカップ決勝は20分)とあって、指揮官は「強いチームにも勝つチャンスはある」と決意を新たにする。
「もっとセブンズ自体を楽しまなきゃいけない。ストイックにやるのも大事ですけど、厳しいことを楽しめるのが一番のカンフル剤。僕のモットーは『明るく楽しく元気よく、やるときはやる』、なんで」
(文・向風見也)