2015年Ｗ杯アジア予選再開へ　夢をつなぐのはどの国だ

　2015年ラグビーワールドカップ（イングランド大会）出場を夢見る、カザフスタン（IRBランキング35位）、スリランカ（47位）、中華台北（60位）、タイ（59位）の、サバイバルゲームが今週末から始まる。３月31日、「HSBC アジア５カ国対抗 2013　ディビジョン１（２部リーグ）」開幕。ここで優勝しなければ、２年後の大舞台に立つ可能性は完全に消滅する。イングランド行きのアジア代表切符は、2014年アジア５カ国対抗・トップ５（１部リーグ）のチャンピオンに与えられるため、昇格しなければ、アジア最強の日本には挑戦できないのだ。
　昨春に降格の屈辱を味わうまで５年連続でトップ５に属していたカザフスタンにとっては、再生への第一歩。開幕戦では３部リーグから昇格してきたばかりのタイと激突する。対抗馬は、2011年にトップ５を経験しているスリランカか。今回の戦いはすべて地元コロンボで集中開催されるため、サポーターの声援もスリランカにとっては大きな力となるだろう。2001年５月に、日本代表とのテストマッチで15-65と“健闘”したことがある中華台北は、早くも2019年を見据えているのか、今大会は若い選手を中心に臨む。
　夢をつなぐのはどの国か。来季アジア・トップ５への昇格チームは、４月６日に決まる。