海外
2013.03.29
感染症と闘うストーマーズ主将バーガー 戦列復帰までさらに2カ月
南アフリカ代表ルースFWで、ストーマーズの主将でもあるスカルク・バーガーが、細菌性髄膜炎(脳と脊髄を保護する膜の炎症)にかかっていることが明らかになった。28日、バーガー家のスポークスウーマンが声明を出し、現地メディアが一斉に報じた。
今季開幕前にふくらはぎを痛め、パフォーマンスに影響していたことから神経へのプレッシャーを減らすために手術をしたところ、深刻な感染症にかかったという。
重病だが、本人はラグビーフィールドへの復帰をあきらめていない。2週間入院する予定で、プレー再開まではさらに少なくとも6週間は必要と見られている。すべてが順調にいけば、カムバックは5月25日に地元で行われるレッズ戦か。ただし、6月のテストマッチ(対イタリア、スコットランド)への参戦は難しいと思われる。
4月中に30歳の誕生日を迎えるバーガーは、南ア代表として68キャップを持つ。2004年に21歳の若さでIRB(国際ラグビーボード)年間最優秀選手に選ばれ、2007年ワールドカップでは中心選手のひとりとして優勝を成し遂げた。
首の大怪我からも復活したことがあるタフガイだが、昨年のスーパーラグビー開幕戦で左膝を負傷してから、1年以上プレーできていない。もし戦列復帰できれば、悲願の南半球初タイトルを狙うストーマーズに勢いがつくのは間違いない。
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