国内
2021.02.07
早稲田大学ラグビー部 相良南海夫監督が退任
早稲田大学ラグビー蹴球部は2月7日、2018年度から指揮を執っていた相良南海夫氏が2021年3月31日をもって監督を退任することが決定したと発表した。
相良氏は監督就任1年目、関東大学対抗戦Aで8年ぶりの優勝に導き、2019年度は11季ぶりの大学日本一を達成。選手一人ひとりの主体性を重視するだけでなく、各コーチへの役割分担も明確におこなうコーチングは高く評価され、2019年度ジャパンラグビーコーチングアワードでは最優秀賞に選ばれた。3季目となった2020年度も全国大学選手権大会の決勝に導いたが、天理大学に敗れ準優勝に終わっていた。
監督を退任することになった相良氏は、早稲田大学ラグビー蹴球部の公式サイトで次のようにコメントしている(一部抜粋)。
「連覇を賭けた今シーズンでしたが、決勝戦で天理大学に屈し、2年連続の『荒ぶる』は叶いませんでした。期待を込めて応援いただいた皆様に対してはもちろん、特に今シーズンはコロナ禍で様々な制約がある中でも一点の曇りもなく『荒ぶる』のために日々努力を重ねた部員たちを優勝に導けず、監督として大変申し訳なく思っております。学生、コーチングスタッフと悔しさも喜びも共有して過ごした3年間は、私の人生にとってかけがえのないものです。そして、応援してくださった皆様はもちろんのこと、大学関係者やOB会等、ご支援いただいた全ての方々に、この場をお借りして感謝申し上げます」
なお新監督には、ヤマハ発動機ジュビロでコーチングコーディネーターを務めていたOBの大田尾竜彦氏が就任することが決まった。