国内 2021.02.07

早大新監督は大田尾竜彦氏 「ヤマハで培ったすべてを早稲田大学日本一に注ぎたい」

[ 編集部 ]
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早大新監督は大田尾竜彦氏 「ヤマハで培ったすべてを早稲田大学日本一に注ぎたい」
ヤマハ発動機ジュビロでコーチとしてのキャリアを重ねてきた大田尾竜彦氏(撮影:松本かおり)


 早稲田大学ラグビー蹴球部の新監督に、ヤマハ発動機ジュビロでコーチングコーディネーターを務めていたOBの大田尾竜彦氏が就任することが決まった。大田尾氏は3月31日をもってヤマハ発動機ジュビロを退団し、4月1日より正式に早稲田大学の新監督となる。

 大田尾氏は佐賀県出身の39歳。佐賀工業高校を卒業後、早稲田大学に入学し、2003年度の主将を務めた。選手時代はスタンドオフとして活躍し、ヤマハ発動機ジュビロでは14季プレー。2014年度には創部初の日本選手権優勝に貢献し、トップリーグでは通算166試合に出場するなど、ヤマハスタイルの礎を築いた。日本代表にも選ばれ、7キャップを持つ。2018年に選手引退後はジュビロでコーチとなり、主にバックスとアタックの指導に注力、2020度からはコーチングコーディネーターとしての役割を担っていた。

 ヤマハ発動機ジュビロを退団することになった大田尾氏は、「ヤマハの多くの選手は、努力に努力を重ね、勝負の世界で輝く真の力をつけてきました。スタッフ陣も知恵を絞り、オンリーワンなヤマハスタイルを作り上げてきました。環境に言い訳をせず、貪欲に、真摯に、自分たちのスタイルを突き詰めるヤマハというチームに関われたことは私の誇りです。見たことのない景色を見て、味わったことのない感動を経験し、一生の仲間を得ることができました。トップリーグシーズン中にチームを離れることはとても心苦しいですが、これまで一緒に作りあげてきたヤマハスタイルを信じて戦い抜けば、必ず最後のトップリーグで優勝を成し遂げられると信じています」と古巣にエールを送る。

 そして、早稲田大学ラグビー蹴球部の監督に就任することとなり、「重責に身の引き締まる思い。母校の監督という名誉ある機会をくださった早稲田大学、決断を力強く後押ししてくださったヤマハ発動機ジュビロに心より感謝いたします。ヤマハ発動機ジュビロで培ったすべてを、早稲田大学日本一に注ぎたいと思います」とコメントした。

 なお、2021年度の主将にはCTBの長田智希(東海大仰星高校出身)が就任することが決定。副将はPRの小林賢太(東福岡高校出身)が務める。

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