12月にNZマオリ代表の試合決定 相手はスーパーラグビー参戦噂されるモアナ・パシフィカ
ニュージーランドラグビー協会は11月12日、同国の先住民族であるマオリの血を受け継ぐ選手で編成される伝統ある代表チーム、“マオリ・オールブラックス”の試合を、今年12月5日にハミルトンのFMGスタジアム・ワイカトで開催すると発表した。相手は、パシフィックアイランド(太平洋諸島諸国)にルーツを持つ者で結成する“モアナ・パシフィカ”。
モアナ・パシフィカは、改革が求められているスーパーラグビーに2022年から新規参加するのではないかと言われており、マオリ・オールブラックスとの歴史的な初対戦のパフォーマンスでさらなる支持を集めたいところだ。
ニュージーランドラグビー協会のゼネラルマネージャー・プロフェッショナルラグビー&パフォーマンスのクリス・レンドラム氏は、「マオリとパシフィカ(パシフィックアイランダー)のコミュニティはニュージーランドラグビー界に貢献しており、(新型コロナウイルスで)前例のない課題に直面した今年、マオリ・オールブラックスとモアナ・パシフィカのプレーヤーを一緒にすることは、ラグビーに対するこれらのコミュニティの価値を祝い、認識するための素晴らしい方法です。アオテアロア(マオリ語:ニュージーランド)で長く誇り高い歴史を持つチームであるマオリ・オールブラックスのホームマッチとして、また、未来へ向かって新たな一歩を踏み出すモアナ・パシフィカのグループにとって、重要な試合です」とコメントした。
マオリ・オールブラックスは、2021年のチーフスの暫定ヘッドコーチに任命されたクレイトン・マクミランが指揮を執ることになり、選手は11月23日に発表される予定。
モアナ・パシフィカのヘッドコーチは、サモアからの移民である両親のもとに生まれ自らもパシフィックアイランドにルーツを持つ、元ニュージーランド代表キャプテンのタナ・ウマンガが務める。こちらのスコッドも今月後半に発表される。