海外 2020.11.12

アルゼンチン代表PRフィガロが現役引退 昨年のW杯で頭負傷し復帰できず

[ 編集部 ]
アルゼンチン代表PRフィガロが現役引退 昨年のW杯で頭負傷し復帰できず
2019W杯のイングランド戦後、サラセンズの仲間たちと話をするフアン・フィガロ(Photo: Getty Images)


 アルゼンチン代表のプロップとして33キャップを重ね、ラグビーワールドカップ2019日本大会にも出場したフアン・フィガロが、32歳でプロラグビー選手としてのキャリアを終える決断をした。11月12日、所属クラブのサラセンズが公式に引退を発表した。

 サラセンズによれば、フィガロは昨年10月5日に東京スタジアムでおこなわれたワールドカップのイングランド戦で頭を負傷し、その後、サラセンズの試合に一度も出場できず、医学的アドバイスを受けて現役引退を決めたという。

 サルタ出身の強力なスクラメイジャーだったフィガロは、アルゼンチン代表としてワールドカップ3大会に出場。世界クラスのタイトヘッドプロップと呼ばれ、クラブシーンではモンペリエ(フランス)でプレーしたあと、2014年からイングランドの強豪サラセンズで活躍した。サラセンズに在籍した6年間で96試合に出場し、プレミアシップ(イングランド最高峰リーグ)優勝4回、そして3度の欧州チャンピオンズカップ獲得に貢献した。

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