東芝が新たな元NZ代表センター獲得 セタ・タマニバルの加入決定
東芝ブレイブルーパスは10月28日、元ニュージーランド代表のセタ・タマニバルが2020年度加入することが決まったと発表した。7年在籍してミッドフィールドの大きな存在だった2011ワールドカップ優勝戦士のリチャード・カフイが退団したばかりで、新たな元オールブラックスのセンターに期待がかかる。
タマニバルはフィジー出身。身長189センチ、体重104キロの28歳で、破壊力抜群のラインブレイカーである。ニュージーランドのタラナキでプロデビューし、2014年にITMカップ(現 マイター10カップ=ニュージーランド国内大会)の最優秀選手賞を受賞。スーパーラグビーではチーフスやクルセイダーズの選手として活躍した。そして、2016年にニュージーランド代表“オールブラックス”入りして3キャップを獲得。2018年にボルドー・ベグルと3年契約を結びフランスでプレーしていたが、今月、新型コロナウイルスの影響などで財政難になった同クラブからリリースされ、東芝ブレイブルーパス加入が決まった。
東芝にはかつての仲間が多い。リーチ マイケルとはチーフスで一緒にプレーしたことがあり、マット・トッド、ティム・ベイトマン、ジャック・ストラトンはクルセイダーズ時代のチームメイト、ジョニー・ファアウリとはタラナキでセンターのコンビを組んでいた。
タマニバルは、「東芝ブレイブルーパスに入団し共にプレーする機会を与えていただき、とてもわくわくしており感謝しております。昔のチームメイトやコーチと再会を果たすことが待ち遠しいです。私の家族も日本の文化に触れられることを楽しみにしています」とコメントした。
東芝はさらにもうひとり、イングランド出身のマイルズ・エドワーズ(23歳)も獲得。身長198センチ、体重124キロのロックであるエドワーズは、2017年からフランスの2部リーグでプレーし、今年5月に母国のワスプスと契約したばかりだったが、日本に行くことを決め、「日本ラグビー界でも一流のチームでプレーさせていただくチャンスや、世界でトップを争う日本のリーグでプレーする素晴らしい機会をいただき光栄です。優秀なコーチやワールドクラスの選手と共に学び、成長することを楽しみにしています」と新たなチャレンジに燃えている。