日本とW杯同組のアイルランドも実戦へ　若きLOライアンには新たなトロフィー

　約6週間後に開幕するラグビーワールドカップで日本代表と同組に入るアイルランド代表が、今週末から本番前のウォームアップゲームに臨む。来日前に4試合を予定しており、8月10日には地元ダブリンのアビバ・スタジアムでイタリア代表と対戦する。

　ワールドカップへ向けた選手選考は厳しくなっており、今週、45人いたトレーニングスコッドからLOウルタン・ディランとCTBローリー・スキャネルが外された。

　そんななか、アイルランドのラグビーライターたち（RWI）が選出する年間最優秀選手賞の発表が8月7日にあり、23歳の大型ロック、ジェームズ・ライアンが受賞した。身長203センチ、体重113キロの元U20代表主将であるライアンは、昨季、同国の選手たちが選ぶ表彰式でも最多票を獲得し、所属するレンスターのプレーヤー・オブ・ザ・イヤーにも選ばれていた。

　2017年にテストマッチデビューを果たして以来、17キャップを重ねてきたライアンは、ワールドカップ初優勝を目指すアイルランド代表のキーマンのひとりと見られており、「こんなに長いキャンプに参加するのは初めて。これまでで最もハードなプレシーズンを過ごしている」と地元メディアに語り、充実している様子。

　アイルランド代表は今週末にイタリア代表と戦ったあと、イングランド代表とも対戦し、ウェールズ代表とアウェイ＆ホームで最後のウォームアップゲームをしてから来日する。