海外
2012.05.30
南アで奮闘中の松島幸太朗 クワズールー・ナタール州U19代表に選出
南アフリカの強豪シャークスの下部組織アカデミーに所属するBK松島幸太朗(19歳)が、同アカデミーがあるクワズールー・ナタール州のU19代表に選出されたことが30日、明らかになった。日本人では初めて。
第90回全国高校ラグビー大会で桐蔭学園(神奈川)の主力選手として活躍し、東福岡との両校優勝に大きく貢献した松島は、昨年に高校卒業後、シャークス・アカデミーに入校。5月28日に現地で行われたシャークスU19トライアルで合格し、将来のスプリングボクス(南アフリカ代表)候補である他地域のU19代表と対戦するチャンスをつかんだ。
松島の海外挑戦は、高校の先輩である元日本代表WTB四宮洋平(33歳)もサポートしており、ニュージーランド、南アフリカ、イタリア、フランスでプレーしてきた海外経験豊富な四宮が発足させた『インターナショナル・アカデミー』でも技を磨いてきた。ラグビー大国南アフリカで、2005年に日本人選手として初めてプロ契約を結んだ先輩の背中を追い、着実に階段を上がる松島。近い将来、キングスパークの5万人が声援を送るなか、南半球最高峰舞台「スーパーラグビー」でプレーする日も夢ではない。
松島が挑戦する南アのU19州代表大会は、8月以降に始まる予定。
●松島幸太朗 コメント
去年は怪我でトライアルも受けられず悔しい思いをしたので、今年は体重を6キロ増量して筋力面を強化し、現地人と対等以上にパフォーマンスを発揮することができました。所属するシャークス・アカデミーの練習やクラブチームの公式戦、トライアルでも良いプレーでアピールできたと思います。アグレッシブに、一つでも多くのチャンスをつかんでいきます。