U20日本代表、前半は27-28もフィジーに9T許し敗戦。3戦全敗で大会終える。
組織で個人技に立ち向かう。そんな戦いを保った時間は戦えた。
しかし、終わってみれば22点差の敗戦だった。
5月4日、「2019 オセアニアラグビー U20チャンピオンシップ」のU20日本代表にとっての第3戦、U20フィジー代表との試合がおこなわれ、37-59で敗れた。
U20日本代表はすでにオーストラリアに14-64、ニュージーランドに12-67で敗れており、3戦全敗の最下位で大会を終えた。
開始5分にラインアウト→モールで先制した前半は27-28と競った。
7-0とした後、SHジョシュ・ヴタにPKから突破されて同点とされ、CTBイライア・ドロアセセに走られて逆転されるも、スクラムを押して2トライを奪取。逆転してみせた。
FLヴィリヴェ・ミラミラに2トライを奪われてもSO丸山凜太朗のPGで差を詰め、前半終了間際には相手がミスしたボールを拾ったNO8丸尾崇真が自陣から走り切る。
接点で体を張り、倒れてもすぐに立つ。そしてボールを動かし続けるスタイルを貫き、個で上回る相手に必死に食らいついた。
後半立ち上がりもキックオフレシーブから相手陣に攻め込み、スクラムで圧力をかけたU20日本代表。2分にはPGを決めて30-28と逆転した。
しかし、激しい接点の連続に疲れが出たか、集中力が切れたような時間帯が訪れる。
後半10分、フェーズを重ねられた末に防御の乱れを突かれてトライを許すと、18分間に4トライを許して30-52と引き離された。
攻め込んではターンオーバーやインターセプトから切り返された。
いっきにトライを奪われる展開に、大きなダメージを受けた。
後半32分、スクラムでプレッシャーをかけた後にふたたび丸尾がトライを奪うも、さらに1トライを許して悔しいフルタイムを迎えた。
なお、全勝(2勝)同士で最終節に激突したU20オーストラリア代表×U20ニュージーランド代表は、PGで着実に得点を重ねたオーストラリアが後半に2トライを決めて24-0と快勝した。