W杯組織委員会がアンケート実施 「ラグビー選手として見てみたい」に室伏、大谷、白鵬などランクイン
ラグビーワールドカップ2019組織委員会は1月18日、今年秋に日本で開催される同大会への観戦意向がある国内男女計2,000名(20代~60代の男女)を対象に、民間委託会社の協力のもと実施したアンケート調査の結果を発表した。
調査はインターネットを使い、2018年12月6日~12月10日までおこなったもので、「初観戦の感想」「ラグビー選手へのイメージ」「歴代好きなラグビー選手」「ラグビー選手として見てみたい他競技アスリート」など、いよいよ迎えたラグビーワールドカップイヤーの幕開けに、ラグビー全般に関する国内の意識調査の目的で実施された。
■ラグビー初観戦後、20代の多くが「ハマった」。全年代トータルで90%以上が「また観たい」!
「Q.あなたはこれまでに生でラグビーの試合を観戦された経験はありますか?」という質問には、19.1%が「はい」と回答。最も多かったのは男性50~59歳(31.9%)で、最も少なかったのは女性20~29歳(10.6%)だった。
若い女性のファン獲得はラグビー界の重要な課題といえるが、「初めてラグビーの試合を観戦された感想は?」という質問に対しては、「何度も観に行きたいと思った(ハマった)」という回答をしたのは20代が最も多く、男性20~29歳(24.4%)、女性20~29歳(22.7)という数字が出た。男女、年齢問わず全ての層で、「ハマった」「機会があればまた観たい」という人を合わせれば、トータルで91.1%を占めた。
■ビジネスシーンでラグビー選手は好印象
ラグビー選手へのイメージ調査として、ラグビー選手、野球選手、サッカー選手、バスケットボール選手、卓球選手、テニス選手、その他のスポーツの選手、どのようなスポーツ選手・経験者もふさわしくない、という選択肢で、シチュエーション別のアンケートも実施。すると、「Q.あなたが友人にするなら?」の質問には、ラグビー選手は3位(1位:野球選手、2位:サッカー選手)。「Q.部下にするなら?」という質問では、ラグビー選手は2位(1位:野球選手)だったが、回答者を“会社役員・管理職”に限ると、「部下にするなら」1位はラグビー選手。そして、「Q.上司にするなら?」でもトータルでラグビー選手が1位を獲得し、ラグビー選手に対する、ビジネスシーンでのイメージが強いことがわかった。
■歴代好きなラグビー選手1位は五郎丸歩
「Q.歴代好きなラグビー選手は?」のアンケート結果では、ラグビーワールドカップ2015イングランド大会で活躍し、時の人となった五郎丸歩選手が1位(263票)。2位は日本代表主将のリーチ マイケル選手(128票)だった。上位10人の中に、OB選手が4人ランクイン(3位:平尾誠二氏、5位:松尾雄治氏、7位:大畑大介氏、9位:大八木淳史氏)するなど、今なおレジェンド選手への高い人気があることがわかった。
1位.五郎丸歩(263票) 2位.リーチ マイケル(128票) 3位.平尾誠二(75票) 4位.田中史朗(61票) 5位.松尾雄治(48票) 6位.山田章仁(42票) 7位.大畑大介(29票) 8位.福岡堅樹(25票) 9位.大八木淳史(21票) 10位.松島幸太朗(15票) 11位.田村優(13票) 12位.ダン・カーター(10票) 13位.アマナキ・レレイ・マフィ(8票) 14位.ジョナ・ロムー(6票) 14位.林敏之(6票) ※敬称略
■ラグビー選手として見てみたい他競技アスリート1位は室伏広治
そして、現役、OB問わず、全てのアスリートを対象に、「Q.ラグビー選手として見てみたい他競技のアスリートとその理由」を聞いたところ、1位は室伏広治氏(陸上・ハンマー投げ/理由:「身体能力の怪物」「強靭な肉体」「すごいパワーの持ち主」)、2位に大谷翔平選手(野球/「抜群の運動神経」「野球以外でも器用にできそう」)がランクイン。そのほか、ウサイン・ボルト氏(陸上・短距離走/「ぶっちぎりのトライを見てみたい」)、イチロー選手(野球/「優れた判断力を持っているから」)、長友佑都選手(サッカー/「運動量の多さ」)、白鵬関(相撲/「いるだけで存在感がある」)などもトップ10に名を連ねた。
1位.室伏広治(53票/陸上・ハンマー投げ) 2位.大谷翔平(31票/野球) 3位.ウサイン・ボルト(17票/陸上・短距離走) 4位.イチロー(16票/野球) 5位.桐生祥秀(11票/陸上・短距離走) 6位.柳田悠岐(7票/野球) 7位.山川穂高(6票/野球) 7位.中田翔(6票/野球) 7位.長友佑都(6票/サッカー) 7位.白鵬翔(6票/相撲) ※敬称略