国内
2015.12.19
近鉄のデアリエンディは今季TL絶望か 負傷で全治最大4か月
ジャパンラグビートップリーグで今季これまで4勝1敗(グループA)と好調の近鉄ライナーズだが、世界レベルのプレーでチームをけん引してきた新加入のダミアン・デアリエンディ(24歳)はもう、今シーズンは近鉄でプレーできないかもしれない。
デアリエンディは12月6日に東大阪市花園ラグビー場でおこなわれた第4節のクボタ戦で、前半37分に足を痛めて負傷交代していた。試合後は松葉杖姿で会場を後にし、長期離脱が心配されていたが、彼の母国である南アフリカの複数メディアが18日、デアリエンディは足首の深刻な怪我により最大4か月はプレーできない可能性があると報じた。日本ラグビーシーズン終了後はストーマーズでスーパーラグビーを戦い、オリンピック出場をめざすひとりとしてセブンズワールドシリーズにも挑戦する予定だったデアリエンディだが、苦しい状況になった。
今秋のワールドカップで南ア代表CTBとして6試合に先発出場し、同国の年間最優秀選手賞にノミネートされたデアリエンディは、近鉄に合流後、トップリーグ開幕から4試合連続で12番を背負って奮闘し、第3節のサントリー戦では勝利に貢献してマン・オブ・ザ・マッチに選ばれていた。
デアリエンディを欠くことになった近鉄だが、LIXIL CUP(1〜8位決定トーナメント)進出のためにもグループAの残り2試合はマストウィンの戦いとなる。20日には奈良市鴻ノ池陸上競技場で東芝と対峙し、2年目のフランク・ウィンターステインがインサイドCTBで先発する予定だ。