国内 2015.12.19

NTTコムが連敗ストップで優勝争いに望みつなぐ ヤマハは今季初黒星

NTTコムが連敗ストップで優勝争いに望みつなぐ ヤマハは今季初黒星
 ジャパンラグビートップリーグは19日、東京・秩父宮ラグビー場などで第6節の4試合がおこなわれ、グループAのトップ4入りをめざすNTTコミュニケーションズがホンダを29-15で下し、LIXIL CUP(グループA・Bの1〜4位、計8チームによる順位決定トーナメント)進出に望みをつないだ。
 PGで先制したNTTコムは前半9分、CTB諸葛彬が自陣深くでのインターセプトから80メートル以上を独走して追加点を挙げた。対するホンダはショットで3点を返したあと、前半終了前にゴール前のPKからFLマルセル・クッツェーがすぐに仕掛けてラインを越え、10-10として折り返した。
 後半は、ディフェンスでも奮闘していたホンダが先に点を取る。48分(後半8分)、南アフリカ代表28キャップを持つFLクッツェーが次々とディフェンダーをかわしてゴール中央に迫り、左へ展開してWTB生方信孝がトライを決め、逆転した。
 しかし、3連敗したくないNTTコムは56分、ラインアウトからモールで押し込み同点。コンバージョン成功で17-15と再びゲームをひっくり返した。63分には40歳のベテランLO馬屋原誠がインゴールに突っ込み、リードを拡大。74分には突破したNO8アマナキ・レレィ・マフィがオフロードでSOエルトン・ヤンチースにつなぎ、ボーナスポイント獲得となるチーム4トライ目を挙げている。
 NTTコムは4勝2敗(勝点21)となり、暫定2位に浮上。グループAでトップ4を争う近鉄(勝点19)と東芝(勝点17)は20日に直接対決をおこない、勝点16で負うサントリーは日曜日にリコーと対戦、勝点22のパナソニックはクボタ戦で首位固めを狙う。
 グループBでは、すでにLIXIL CUP進出を決めている上位チーム同士が対戦し、キヤノンはトヨタ自動車に26-10で勝利。開幕から唯一の全勝チームだったヤマハ発動機は神戸製鋼に14-43で初黒星を喫した。
 今季初勝利をめざしたNECとコカ・コーラの対戦は、20-12でNECが制している。

PICK UP