松島、畠山らジャパン勢も実戦復帰！　サントリーがNTTコムと練習試合

　国内最高峰のラグビートップリーグで2011年度から2連覇したサントリーは、5日、NTTコムとの練習試合で38-5と快勝（東京・サントリー府中グラウンド）。PR畠山健介ら、ワールドカップ（W杯）イングランド大会に出場した日本代表勢の6人中5人が実戦復帰を果たした。

　ジャパンではSOとして活躍した小野晃征はインサイドCTBとして先発し、後半23分までプレー。アウトサイドCTBの村田大志副将に「コミュニケーションの量が多い。（W杯を終えて合流後も）『いま（練習試合など）抜けても、（本番で）抜けるのか』など話してくれる」と謳われるなど、早くも存在感を示す。LO真壁伸弥主将もスターティングメンバーとしてハーフタイムに入るまでグラウンドに立ち、果敢にボールをもらった。W杯ではおもにWTBとしてプレーした松島幸太朗は、アウトサイドCTBとして後半23分から登場した。

　NO8ツイ ヘンドリックは途中退出をしながらノーサイドの瞬間までグラウンドに立った。「疲れました。自分がいない間に他のサントリーのメンバーも一生懸命トレーニングしていた、そこへ戻って来られて嬉しいです」と笑顔。「周りのモチベーションを上げるプレーヤーになりたい」と続けた。

　PR畠山はキックオフの瞬間から63分間、グラウンドに立った。「ボール保持者の部分は（合流後に周りと）すぐ合うようになったんですが、セットプレーのような（呼吸を合わせるのに）時間のかかるプレーはもっと煮詰めないと。まだ夢の段階ではありますが、2019年のW杯日本大会にも選手としてコミットしたいと思います」と決意を明かした。

　対するNTTコムのNO8アマナキ・レレィ・マフィはこの日は出番なしも、6日のNEC戦（NTT千葉総合）に出場見込み。「（W杯に出て）人生が変わりました。チームのためにベストのパフォーマンスを出したい。ジャパンの時のような勝つ気持ちを持って…」と、こちらも充実ぶりを語った。