前日本代表ジェイミー・ジョセフHCが代表予備軍「オールブラックスXV」のHCに就任。

　ニュージーランドラグビー協会は9月30日、同国代表“オールブラックス”のセカンドチーム「オールブラックスXV」のヘッドコーチを前日本代表HCで現ハイランダーズHCのジェイミー・ジョセフ氏が務めることを発表した。

　現在55歳のジョセフHCは現役時代は主にバックローとしてプレーし、NZ代表“オールブラックス”でテストマッチ20キャップ、日本代表で9キャップの出場記録を持つ。指導者としてはスーパーラグビーのハイランダーズで2015年にチーム史上初の優勝を成し遂げた後、2016年から日本代表HCを務め、2019年W杯日本大会ではチームを史上初のベスト8進出に導いた。

　プールステージ敗退に終わった2023年W杯フランス大会終了後に日本代表HCを退任。ハイランダーズに戻った2024年は「ヘッド・オブ・ラグビー」を務め、2025年は再びHCとしてチームを率いた。戦績は11位の最下位だった。

　ジョセフHCは「長い間離れていたNZに帰ってくるのは素晴らしいことです。黒いジャージーを着るチームの一員となることは常に特別なことです」と感情を表現。さらに「私の仕事は選手たちが挑戦する環境をつくり、世界舞台で勝利をつかむ準備をして、より高い栄誉に挑むように導くことです」と自身の役割を語った。

　コーチングスタッフは、共に東芝でプレーしたデイビッド・ヒルとコーリー・ジェーン、さらにジェイミー・マッキントッシュがアシスタントコーチとして留任し、ジョセフHCを支える。

　ジョセフHCの任期は2026年まで。今年は11月にバーバリアンズ、イングランドA代表と対戦した後、現時点で対戦相手未発表のもう1試合が組まれている。スコッドは10月14日に発表される。