オールブラックスのアーディ・サベアが神戸に帰還!スティーラーズが来季加入を発表。

NTTリーグワン ディビジョン1のコベルコ神戸スティーラーズは6月17日、ニュージーランド代表のFL/NO8アーディ・サベアが2025-26シーズンより再加入すると発表した。
ニュージーランド代表“オールブラックス”として96キャップの試合出場記録を持つ、31歳のアーディ・サベア。184センチ・105キロのボディでパワーとスキルを備える世界最高峰のバックローと称され、2023年には国際統括団体ワールドラグビーが選定するプレーヤー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手)に輝いた。
W杯終了後の2023-24シーズンにはニュージーランドラグビー協会(NZR)との契約期間中に1季限定のサバティカルでスティーラーズに移籍。このシーズンは15試合で8トライをマークし、ベスト15に選ばれる活躍を見せていた。
昨年のスティーラーズ退団後の2024年7月、NZ国内においてはスーパーラグビー・パシフィック(SRP)のハリケーンズから移籍する形でモアナ・パシフィカへの加入を発表した。
モアナはオークランドを拠点としながら、サモア、トンガなど太平洋諸国出身のプレーヤーが多くを占めるチームで、サベアはウェリントン出身でサモア国籍を持つ。キャプテンとしてモアナを率いた2025シーズン、チームは歴代最高の7位(11チーム中)の戦績を残し、サベア本人もSRPの年間最優秀選手に選ばれた。
来季のスティーラーズ復帰も、サバティカルによる1季限定の移籍加入となる。2027年まで続くNZRとの契約期間中であるため、オールブラックスに選出される資格を有することになる。2027年はモアナに戻る予定だ。
サベアはスティーラーズ加入にあたり、「スタッフや選手たちと再会し、チームの目標達成に貢献できるのが待ちきれません。神戸のファンの皆さん、スタジアムでまたお会いできるのを楽しみにしています!」とコメントを発表している。
来季は離れることになるモアナのファン、チームに向けては「1シーズンだけとはいえ、チームを離れるのはとても辛いです」と心境を表しながら「日本は特別な場所で、文化も人々も大好きです。 フィールドの内外で素晴らしい経験をする機会を与えてくれたクラブに戻るのがとても楽しみです」と語った。
スティーラーズは今季レギュラーシーズンで5位となり、リーグワン移行後初となるプレーオフに進出。最終的に3位の戦績を残した。