海外
2025.06.17
イングランドの司令塔、オーウェン・ファレルが16季在籍のサラセンズに復帰決定。

イングランド代表112キャップで、現在はフランス・TOP14のラシン92に所属するSO/CTBオーウェン・ファレルが、イングランド・プレミアシップのサラセンズに復帰する。6月16日にサラセンズが発表した。
2008年、当時のイングランドのプロラグビーで最年少記録となる17歳と11日でサラセンズでのデビューを飾ったオーウェン・ファレル。以来2023-24シーズンまでに256キャップを積み重ね、イングランド代表としても112キャップ、ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズでも6キャップの出場記録を得た。サラセンズ、イングランドではキャプテンとしてチームを牽引し、激しいコンタクトプレーと安定感のあるキックで数々の勝利に導いてきた世界的なプレーヤーだ。
2024-25シーズンにラシン92へ移籍。イングランドラグビー協会(RFU)は、海外でプレーする選手を代表チームの選考対象外としているため、2023年W杯を最後にテストマッチの舞台からも離れている。
今季、ラシン92では欧州カップ戦も含めて17試合に出場し1トライ12ゴール3ペナルティゴールの記録を残した。チームは14チーム中10位の戦績だった。当初はラシン92と2年契約を結んだと発表されていたが、双方の合意で今季限りでの退団が決まった。
レンタル移籍の期間を含め16季を過ごした「ホーム」への復帰に際しファレルは「今季は遠くから見守ってきましたが、このクラブが素晴らしいポテンシャルを秘めていることは明らかです。25-26シーズンに再び合流できることが待ちきれません」とコメントを発表している。サラセンズは今季プレミアシップで10チーム中6位だった。