国内 2025.12.14

【関東大学対抗戦A・Bグループ入替戦】立教が勝ち切り残留。武蔵は後半に追い上げるも初昇格逃す。

[ 編集部 ]
【関東大学対抗戦A・Bグループ入替戦】立教が勝ち切り残留。武蔵は後半に追い上げるも初昇格逃す。
立教大CTB向井悠統のサポートに走る佐藤侃太朗(撮影:キムラアツシ)

■関東大学対抗戦A・Bグループ入替戦 第2試合
12月14日@熊谷ラグビー場Bグラウンド(埼玉)
【立教大 40-24 武蔵大】

 今季の対抗戦Aグループでは7戦全敗、2年連続で入替戦に進んだ立教大。対するはBグループで7戦全勝、初の首位に立ち2017年度以来の入替戦に臨む武蔵大が熊谷Bで運命の一戦に立った。

 ゲームの序盤から立教大がテリトリーで優位に立つ。前半11分、ラインアウトから右サイドへの展開でFB大畑咲太がブレイク、大外のWTB村上有志につなぎ先制トライ。副将でゲームキャプテンのCTB佐藤侃太朗が右端からコンバージョンを通し立教大が7点を先行する。その後も圧力をかけ続ける立教大は18分、左大外で受けたFB大畑がサイドを抜けてトライ(G)、試合の主導権を握った。

 なかなかチャンスを作れず、得点機会には至らない武蔵大を横目に、立教大は38分にスクラムから1フェーズで右大外のWTB村上に通しスペースまで走り切り2本目のトライを決める。前半で3トライ3ゴールを重ねた立教大が21-0で試合を折り返した。

 後半2分、武蔵大がインターセプトからビッグゲインすると左へキックパスをつなげてWTB西ヶ谷昴がトライゾーンまで走り切り5点を返した。

 立教大は14分にラインアウトモールからのトライで7点を追加しリードを広げるが、以降は徐々に武蔵大が流れを引き寄せていく。

 27分、自陣でのターンオーバーから左に素早く展開すると大外で受けたWTB西ヶ谷昴がサイドを破りトライ(G)。続く32分にはゴール前ラインアウトからのFW戦でHO尾池政人が潜り込むように体を押し込んで連続トライをマークした。(17-28)

 39分、立教大に深い位置でボールを奪われPR石原捷聖にトライを許すも、ロスタイムの44分に武蔵大HO尾池がキックチャージからトライ(G)。9点差に迫った。(24-33)

 しかし武蔵大の反撃もここまで。立教大は最後に意地を見せ、NO8中山英琥のトライ(G)で勝負を決める。最終スコア40-24で入替戦を制した立教大が7年連続のAグループ残留を決めた。一方、敗れた武蔵大は初の昇格を逃す結果となった。

 負傷の影響で入替戦を欠場した立教大の白石和輝主将は「内容も大事ですが、しっかりと最後に勝ち切ることができてよかったです」と仲間の健闘をたたえた。

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