【リーグワンD1】埼玉パナソニックワイルドナイツが昨季王者の東芝ブレイブルーパス東京を圧倒。46-0の完封勝利で白星スタート切る。
■リーグワンD1第1節
・12月14日@味の素スタジアム(東京)
【埼玉WK 46-0 BL東京】
この結果を何人の人が予想できただろうか。
ディビジョン1で連覇中の東芝ブレイブルーパス東京と、4シーズンぶりの覇権奪回を期す埼玉パナソニックワイルドナイツというリーグ屈指のビッグクラブが激突した12月14日のリーグワン第1節。結果は昨季4位のワイルドナイツが80分間を通してブレイブルーパスを攻守に圧倒し、46-0という衝撃的なスコアでディフェンディングチャンピオンから勝利を収めた。
この日のワイルドナイツは立ち上がりから気迫を前面に押し出して流れを力強くたぐり寄せた。立ち上がりから接点のバトルで優位に立ち、ボールポゼッション、テリトリーとも優勢にゲームを進めると、開始3分にSO山沢拓也のPGで先制。8分には左コーナーのラインアウトからモールを力強く押し込み、HO坂手淳史がトライラインを超える。
その後も強靭なフィジカルを押し出して攻守ともにブレイブルーパスに圧力をかけ、主導権を完全掌握。21分のPGに続き、23分には自陣からのたたみかけるような連続攻撃を仕留め切ってNO8カイポウリ ヴィリアミアフが左中間に飛び込む。続く27分にも同じような流れで相手防御を揺さぶり、FBトム・パートンが右隅に飛び込んだ。
勢いに乗るワイルドナイツはさらに意欲的に仕掛け続け、37分、40分とSO山沢が3本のPGを追加。ほぼ一方的な内容で33-0と大きくリードを奪い、ハーフタイムを迎えた。
後半に入ってもワイルドナイツのペースは続く。前半の勢いをそのまま持続してコンタクトエリアで意欲的に前に出ると、3分、9分とPGで加点。その後25分あまりはスコアを刻めなかったものの、個々の激しいタックルと集中力を感じさせるカバーディフェンスでブレイブルーパスにも得点を許さず、付け入る隙を与えぬまま着実に時計を進めていく。
迎えた37分には、ゴール前で得た右ラインアウトでモールをジリジリと押し込み、トライラインに肉薄。ペナルティを奪うと、ブレイブルーパスのディフェンスが棒立ちになっているところでFLラクラン・ボーシェーがすかさずクイックタップから仕掛け、チーム4本目となるトライを奪う。
勝利が決定的になった後もワイルドナイツは最後まで気を緩めず、引き締まった攻守でゲームを支配。優勢を維持したまま力強くフィニッシュし、連覇中のチャンピオンチームを完封して白星スタートを切った。



