国内 2025.12.14

【関東大学対抗戦A・Bグループ入替戦】フィジカルで上回る青山学院が快勝し残留。明治学院は2014年度以来の昇格ならず。

[ 編集部 ]
【関東大学対抗戦A・Bグループ入替戦】フィジカルで上回る青山学院が快勝し残留。明治学院は2014年度以来の昇格ならず。
内藤基[青学大/NO8] は2トライ(撮影:キムラアツシ)

■関東大学対抗戦A・Bグループ入替戦 第1試合
12月14日@熊谷ラグビー場Bグラウンド(埼玉)
【青山学院大 61-19 明治学院大】

 昨季は対抗戦Aの5位で大学選手権に出場した青学大だが、今季は1勝6敗の7位となった。進んだA・Bグループ入替戦ではBグループで8年連続2位の明学大と対戦した。

 前半6分、スクラムで強さを発揮する青学大はアドバンテージを得ながら左サイドに展開、CTB山田壮のゲインからSH小林純岳に繋いで先制トライををマーク。SO井上晴生のコンバージョンも決まり7点を先行した。

 青学大は16分にもトライライン目前まで前進してからSH小林がアウトサイドで頭を越えるショートパントを蹴るとCTB山田壮が押さえ、リードを14点に広げた。

 直後の19分、青学大CTB袖山遼平がノーボールタックルでイエローカードを受け10分間の一時退出となる。明学大はこのペナルティからラインアウトを選択、モールからのFW戦でPR浦辺将大が押し込みチーム初トライを決めた。

 青学大は数的不利ながら23分、裏へ抜けたSH小林がFL松﨑天晴につなぎ3本目のトライ(G)。明学大も29分にラインアウトから右への展開でWTB中村海惺が突破しトライ(G)を奪い追いかける。

 前半の終盤にかけてスクラムを起点にプレッシャーを高めた青学大、40分にそのスクラムからの展開でNO8内藤基が押し込み28-12にリードを広げてハーフタイムに入った。

 後半のファーストトライも青学が奪う。5分にラインアウトモールからドライブして7点を追加する。12分には明学大もラインアウトからのFWバトルで押し切り7点を返した。

 直後のリスタート、キックオフのボールを奪い返した青学大はFL松﨑天晴がトライラインを切り、42点目をマークした。その後も青学大が試合の流れをキープし続けて61-19でゲームを制し、16季連続の対抗戦Aグループ残留を決めた。敗れた明学大は2014年度以来のAグループ昇格とはならなかった。

 残留を決めた青学大主将のFL八尋祥吾は安堵の気持ちを表現しながら、試合内容に関連して「ペナルティで自分たちの首を絞めた部分が多く苦しみました。来年以降のチームは修正して、より強いチームになってほしいと思います」と託す思いを語った。

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