オールブラックスのセヴ・リースがフランスへ。来季限りでクルセイダーズ退団、ペルピニャンと契約。
スーパーラグビーのクルセイダーズは12月11日、所属するWTBセヴ・リースが2026年シーズン終了後に退団すると発表した。
2026年末まではクルセイダーズとニュージーランド協会との契約を継続する予定で、以降はフランス・トップ14のペルピニャンに加入する。
海外メディアによれば、ペルピニャンとは3年契約を結ぶ見込みとされている。
リースはフィジー出身の28歳。2014年にハミルトンボーイズ高入学を機にNZへと渡り、2016年にワイカトでNPCデビューを果たした。
2018年にはアイルランドのコノートに加入予定も、家庭内暴力事件をきっかけに契約は破談。しかし、その後入団したクルセイダーズではチームの7連覇に貢献するだけでなく、輝かしい実績も残した。
2019年シーズンのスーパーラグビーデビュー戦(チーフス戦)でいきなり2トライを挙げ、プレイヤー・オブ・ザ・マッチにも選ばれた。
以降レギュラーとなって15トライを記録。トライ王に輝いた。
2022年シーズンの第13節には史上最速となる通算40トライに到達。昨季の第15節で66トライ目を挙げ、TJ・ペレナラが持つスーパーラグビーの歴代最多トライ記録を更新した。
オールブラックスデビューは2019年夏のアルゼンチン戦で、現在までに37キャップを獲得、20トライを挙げている。2023年のワールドカップフランス大会はケガで欠場を余儀なくされたが、2019年の日本大会に出場した。
リースはクラブのリリースを通じて、「簡単な決断ではありませんでしたし、少し寂しさもありますが、家族と私はフランスで始まる新たな挑戦にとてもワクワクしています。とはいえ、ここでの仕事はまだ終わっていません。今シーズンが待ちきれませんし、最後にもう一度タイトルを獲って締めくくりたいと思っています」とコメントした。
なお、ペルピニャンは現在トップ14で11戦全敗、最下位に沈んでいる。



